
1/29金曜日に奈良へでも行こうか?という話がそのままになっていたが、ひとりで出かける気力も湧かず、今日は1日大人しく家で会報の編集でもやるつもりだった。
朝の9時にメールが来て、お天気いいし、行こか?
どこへ?ネットで検索と乗換え案内調べて、ハイ、11時26分に近鉄奈良駅で待ち合わせしよ。奈良までは1時間で行けるし。
朝に言うて、メールでやり取りして、チャチャッと洗濯干して、カメラなど荷物まとめて化粧して1時間以内に出発。
私らにはいつものことなんだけど、ふつうは心積もりや都合もあって、そんなにお気楽気ままには出られないもんやろね。
私は近鉄京都線、友だちは近鉄奈良線。
5分ほど先に着いた友だちが観光案内所でマップをもらってきてくれた。
しかし、奈良は遷都1300年というのに、なんだかひっそりしている。
奈良の町は商売っ気がないのかなぁ。
まずは、コスモス寺として有名な般若寺へ。
奈良駅から青山住宅行きのバスに乗って10分ほど。

般若寺の水仙はプランター植えのが多いとあったので、ほとんど期待もせずに行ったけど、地植えの水仙がよく咲いていた。
拝観料500円はちょっと高いけど、観光客は3、4人ってところで、水仙の香りに包まれた石仏が優しくのどかで静かだ。
同じ古都でも、京都と奈良は空気が違う。

観音石仏群(鎌倉時代)
十三重の石塔(重文)と楼門(国宝)
なんせ、朝出発が遅いので、般若寺は1時間あまりで切り上げて、奈良駅まで戻り、おうどん定食を食べて、徒歩10分の
元興寺へ。
奈良駅近辺の寺社といえば、東大寺、春日大社、般若寺くらいしか知らなかった。
今朝、ネット検索で元興寺にも水仙があると知って寄ってみた。
かなり由緒ある有名なお寺なのだった。国宝が3つもある。

飛鳥時代の瓦が混ざっているという美しい色合いの屋根瓦。

極楽堂(国宝)

水仙、椿、蝋梅が咲き、梅や桜の木も多い。
京都のお寺のように、これみよがしの押し付けがましさもなく、奈良のお寺は素朴で大きい。

このあと、駆け足で鹿に挨拶して、浮御堂と興福寺を見て歩いて、5時前に解散。
5時間でこれだけ回れたら上出来。
帰りの近鉄電車でうとうとしていて、駅に着いてあわてて飛び降りたら、丹波橋のひとつ手前の桃山御陵前だった。
乗り過ごしよりはマシやん。次のに乗って6時過ぎに帰宅。
寒いだろうと思って2人ともポットに熱いお茶を入れて持っていってたのに、口つけずのまま。
座りこんだのは昼食のときだけで、これも、いつもどおりな2人だったのだ。