手話サークルで「ろう者とバリアフリー」という内容で、ろう学校の先生の講演会があった。
私は中途失聴なので、聞こえない・聞こえにくいということは不便以外の何ものでもないが、ろうの人たちにとってはそれほどのことはないのかもしれない。
確かに通信や情報に関しては技術の進歩でだんだんとバリアがとれてきた。
20年ほど前にFAX機が発売されたとき、1台22万円もしたけれど、どれほどうれしかったか。
友だちと1日何度もFAXのやり取りしたっけ。
今じゃケータイメールも使えて本当に助かる。
テレビの字幕や、いろんなところの電光掲示板など、情報保障もすすんできた。
ハード面のバリアは急速に低くなったけれど、心のバリアフリーまではあと50年はかかるだろう、ということだ。
あからさまな偏見は出ないようになったものの、
障害者=かわいそう、お荷物、たいへんだ、がんばってください、エライね、自分には関係がない…etc.
午後は仕事場のイベント「ガイドヘルパー教室」で臨時カメラマン役を買って出た。
アイマスクをつけた歩行練習の合い間に、館内の点字ブロック、こんなのを撮ったりして、ええ加減なカメラマンなのだ。