
「ストーカーとの七〇〇日戦争」
2、3日で読んでしまった。
文筆業の著者がストーカーされたノンフィクションである。
ストーカーされたら、なぜ被害者が引っ越しして、いろんなことの関係を断って、逃げ隠れしなければいけないのか。
煩雑で膨大で手続きをして、恥ずかしい交際内容を語り、刑事事件で訴えても逆恨みされる怖さ。
たとえ、起訴され罪を償って、刑務所から出たら、そのあともずっと「再び」という恐怖に怯えて暮らすことになる。
手紙と電話しかなかった昔なら、加害者と絶つことはできても、インターネットに一度でも名前が挙がってしまったら、加害者であれ被害者であれ、執拗に追われることになる。
むやみにプライバシーを出す怖さ。
(で、私のベビー記事が遅くなった)
警察に言う前に、相手を刺激しないように穏便に別れられたら、そこで止むこともあるという。
危険な相手には身内や友だちを巻き込まず、第三者を立てる。
警察が入って、注意喚起をしてもらったら、8割は収まるそうだ。
しかし、残り2割はそれでもストーカーを止めない!
怖っ!
ストーカーはある種の依存症みたいなものなので、適切な治療を受ければ、治まるらしいというのが希望というか。