1年前に読んだ本「リラの花咲くけものみち」
ドラマになるといいなって記事に書いてたら、今夜からNHKでドラマ始まりー
北海道の景色もたくさん出てくるかも
3回だけど楽しみ
契約社員で淀屋橋の会社の受付嬢をする美雨、もうすぐ30歳
たまたま行ったライブで知り合った芸人の亨が住むシェアハウスに転がり込むことになり、お笑いの世界を見ることになった。
「幻やから夢を見放題で、その俺の勝手な夢を壊さんように、あいつは十年もコントを作り続けてくれてん」
美雨が惹かれている亨と相方の弓彦が呟く言葉↑
幻や夢があれば、それだけで人生が華やぎます。
馴染みの大阪の地名がたくさん出てくるので、一穂ミチ、好きです。
猛暑の夏はひたすら家にこもって読書三昧だったが、10月になっておでかけ気候になると、とたんに本が読めなくなった。時間あっても根気も眼力も減退。
図書館で予約しても、読み切れずにそのまま返却が続いている。
週刊文春連載の阿川佐和子「この人に会いたい」の中で、棋士との対談だけ集めて再掲載したのが、↑
有名な棋士(羽生善治、渡辺明、谷川浩司、森内俊之、佐藤康光、佐藤天彦、先崎学、杉本昌隆、瀬川晶司、米長邦雄)のお面白話が、新しい対談から古いのに、時系列に遡っていく。
最近は文春も読んでないけど、藤井聡太名人はまだ対談に出てないの。
鎌倉で代書と文具店を開いているポッポちゃんの話、その3
ミツロー(夫)さん連れ子のQPちゃん、自身の年子の子どもたちも大きくなってツバキ文具店代書屋を再開する。
友だちが姑さんへ送るお願い文、余命いくばくもない主婦の嫁ぐ娘への手紙、ドッグフード販促のお知らせ文、気難しい新しい隣人へのお誘い、いろいろな手紙を思案しながら手書きで書く。
そして、仙台の祖母の恋文が見つかってそれが縁で八丈島へ。
手書き手紙の図が載っているのがミソです。
読み終わってから、小川糸の「ツバキ文具店」は読んだけど、そういえば、その2の「キラキラ共和国」読んでないけど、まあ、いいや。
と思っていて、自分ブログ調べたら、ちゃんと読んでるやん。
「すらすらと読めるけど、案外忘れてしまいそうで、テレビドラマ向きかも。しかし、タイトルがしっくりこない。続ツバキ文具店のほうがいい」
などと書いてあるので、我ながら当たってる!
西條奈加の本も面白かったり、もう一つだったりするけど、これは、わりと良かった。
長屋に逃れてきた幼い娘(聞こえるけど声が出ない)を婆たち3人が孫のように面倒見て、そして、別れがやってくる。
結果が早急というかあっけないというか。
2024/10/10 ネット紹介で知った竹中大工道具館 「えらくマイナーで渋い所に行くんやね」と友だちに言われつつ、お庭がきれいそうだし、神戸文学館のスケッチもしたいからと、2人で神戸へ。
神戸三宮から歩いて新神戸へ、そこから10分弱。グーグルマップがあればどこでも行けちゃう。
木々に囲まれて奥まってところにひっそりと入り門がある。11時過ぎに到着。
日光東照宮なんてケバいだけで、特に興味もなかったが、特別展「日光の彩色と金工」もじっくり拝見。
漆の採取から、金箔の作り方から、和紙の製造、いやいや、専門的な分業をものすごい工程をこなして、修復されながら何百年と受け継がれていたのね。
平日なのに、外国人を含めてけっこうなお客さんが入っていました。
漆の下塗り工程 ↓
装飾の彩色に下塗りにも漆が塗られている
柱や軒の飾り これはちょっと洋風な柄
地下の常設展示に行きます。「日本の道具はおもしろい」
スマホを用いて音声解説(日本語以外の言語も選べる)ができるとのことで、自分のスマホを設定して操作すると、人工内耳機器に直接言葉が届いて明瞭に聞こえる。
項目一つずつ細かいので、全部は聞けなかったけど、とても分かりやすくて面白かった。
歴史コーナーでわかったことは、昔はのこぎりがなかったので、大きな木を板にするときは何本もくさびを打ち込んで石斧で叩いて縦に割板にしていたんだって。なあるほど。
家にある大工道具といえば、金づち、ペンチ、ノコギリくらいなもんね。
ノミやカンナはふつうの家にはない。
鉄器が作られるようになってからは鋸(のこぎり)や鑿(のみ)、鉋(かんな)の種類が増えていく。
容易に外れなかった「四方鎌継」という組み方、なかなか外れない!
どうやってこしらえるんだろう?伝統技術ですね。
曲尺は表目盛と裏目盛が異なっていて、裏はルート2の目盛になっている。
これを使うと、丸太を真四角に墨引きできる、お試しコーナーもあり、2人でワイワイ遊べました。
鉋で削るだけで磨かなくても木肌がすべすべになるのが驚き。布地ローンのように透け透けまで削れます。
桜、栗、樫、松、柘植、檜、檜葉、などの大木が並んで、樹肌を触ったり鉋屑の香をかげる。
かつお節みたいな匂いのするのや、ちょっとエグイ香りのやら。
ダントツに「アロマ~」だったのは檜葉で、青森檜葉は防虫抗菌の効果もあります。
熱心に見て回っていたら、時刻は3時前になっているし!お昼ご飯も食べてないのに。
来る途中でパンを買って、ここの休憩所でランチにするつもりだったけど、買いそびれた。
すてきな和風庭園に囲まれた休憩室
石のくぼみに水が落ちて、野鳥が水浴びに来ていた
持参のコーヒーとクッキーで空腹をごまかす
午後の影も伸びてだいぶ遅くなったけど
竹中大工道具館から王子公園方面へテクテク
神戸文学館の建物ををスケッチしに
着いたら、目の前に「横尾忠則現代美術館」
ついでだから、見てしまおう
レクイエム 猫と肖像と一人の画家
横尾忠則の交友関係とその絵が面白かった
三島由紀夫、ジョンレノン、高倉健、和田誠、
三宅イッセイ、瀬戸内寂聴 等
そうそうたるメンバーです
キュラミズムという鏡の部屋
そこから神戸文学館を見下ろす
さてさて、下に下りたら、日は落ちて、薄暗く
それでも、当初の目的のスケッチはやる!
鉛筆下書きだけで、残りの彩色はお家で…
昼食を食べ損ねたが、人の多い梅田は乗り換えするだけでヘトヘトで通過。
結局、地元の駅でスープカレーを食べて、満足な1日が終わりました。
9時半から8時半までよく歩き遊びました。そのわりには13,178歩
グルメ2度目になると「え、こんなもんだったか」と感じることも多いけど、ここは、2度目も美味しく、友だちも絶賛でした。ま、1年ぶりですが。
お留守番の夫へお土産は
鉋型「えんぴつけずり」
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