六甲高山植物園には夏を越してなお咲き残りのアジサイがたくさんあった。
生気は抜けても枯れ切れず、うっすらと色香を残したような、さりげない年増女の魅力が漂う。
やがて霜が降りて凍える夜が来ると本当に朽ち果てていく。
これは絶対に、そのうち見に行こうと思っていたら、この週末で終わってしまう。
行くなら今日しかない。ということで、相棒を見つけて出先から直行した。
若冲と江戸絵画展(京都国立近代美術館)
伊藤若冲(じゃくちゅう)が見直されたのはここ最近のことである。
「若沖」は間違い。正しくは「若冲」サンズイ偏ではなくてニスイ偏だ。←今、気付いた。
こんな字、IME手書きツールでも呼び出せなくて、webサイトからコピペした。
【追記】友だちからの指摘で再試行したら「冲」出てきた。
美術の教科書には決して載らなかった江戸時代の異端奇異の画家であるが、現代に通じる大胆なデザインや色彩感覚で再評価著しく、私のようなド素人にまで注目されるようになった。
左、入館券。
右、絵はがき 「鳥獣花木図屏風」の一部
1cmくらいの升目を何万も使って描いている。
大胆な筆致の植物の水墨画屏風の絵はがきが欲しかったのに、商品化されていなかった。