濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

飛騨金山の現状と課題。

2018-03-07 18:14:27 | 社会・雑談
本日は「飛騨金山おもちゃ病院」を実行するべく下呂市金山町を訪れました。
会場の「よってこ家本町」は金山町商工会の管轄で、毎月七日の「七日市」に抽選券でくじが引ける場所。そのイベントに便乗する形です。

9時に現地到着、準備を進める…しかし広告されていたにも拘らず来院ゼロ!(爆)
抽選会場の担当者も来客が少なく色々雑談をながら過ごしました。
飛騨街道金山宿は乱開発がされておらず、萩原宿より昔ながらの建物が比較的多く残り、木造3階建の遊郭建築を複数発見しました。

ひとつは現役の割烹旅館、もうひとつは閉店で空き家状態ですが後者のほうが昔ながらの風格を保っています…思わずスマホで撮影(笑)
…これを観光の目玉にすれば飛騨金山も魅力ある町として売り出せるのですが。
※実際元遊郭は被写体として人気があり、写真を撮ったりスケッチにする観光客も少なくないんだとか。
※前者の旅館も中身が知りたいので10月の飛騨萩原おし祭りの機会を狙って泊まるかもしれません(爆)飛騨金山~飛騨萩原間はJR高山本線で移動すれば無問題ですし。

この後も会場担当者・来客との会話に終始。
よってこ家の内部には昔の金山町の様子が写真で飾られており、昔を偲ぶ方々が少なくありませんでした…伊勢湾台風のときの洪水の写真は昔母親から聞かされた話とよく似ていたので何となく判ったり。

益田郡金山町(あえて旧名表記)は元々益田郡・加茂郡・武儀郡・郡上郡に所属した小さな町村の寄せ集めで、もし当時益田郡に入っていなければ武儀郡か加茂郡になり、下呂市に併合されていなかったでしょう。
4郡から寄せ集まった背景には、遊郭があるほど栄えた過去があったからでしょう。美濃太田が歓楽街のある街だったこととも似てます。
ただ過去の歴史を紐解くと…駅が益田郡にある、町域が一番広い武儀郡は隣の神淵村が加茂郡七宗町に編入されて飛び地になる、加茂郡や郡上郡は町域としては少ない…諸々問題あって本来大半を占める中濃地区でなく飛騨地区にカウントされて現在に至ります。
とはいえ多くの地元民は生活圏が中濃寄り。飛騨とつくのに抵抗を覚える人は今も少なくありません…平成の大合併のときも下呂市へ合併したくない住民の声が今も多いらしいです(実際役場関連の用事が地元で完結しなくなったとか)。
※行政への不信はもっと地元民が声を大にして叫ぶべきだった…それこそインターネットを駆使してホームページなどで訴えれば若い人たちが率先して動いた可能性大。

何だかんだで11時を過ぎてもおもちゃの来院がなく終了。年1回ペースでは忘れ去られるので今後年4回まで増やすか検討中…それならもしかすると来客が増えるかもしれません。
それなら美濃加茂や川辺のおもちゃドクターを引き連れて何とかできるか?

よってこ家の内部は閑散としていたので(以前は市場が開催されていた)今後プラレールひろばを持ち込んで盛り上げることも検討せねば。

夢想:中濃総合おもちゃ病院構想

2018-03-07 15:15:42 | おもちゃ病院
岐阜県中濃地区の各おもちゃ病院と良好な関係を保って早6年。
今や可児・美濃加茂・八百津・七宗…可茂地区を統括する立場、中濃総合おもちゃ病院を夢想することになりました。

それには理由があり、部品供給体制の整備・廃品の再利用・プラレールひろば実施機材の確保…この3問題を解決するには最善と判断しました。
ベースは高山おもちゃ病院のリサイクル活動「かえっこ」。先日視察した内容から逆算です。
幸い勤務先は施設管理者である可茂衛生施設利用組合の電気設備保守点検業務を請け負っており、出入り業者の提案形式で話を進めることは可能。
先述の高山は元市職員であったため円滑に話が進みましたが、可茂地区各市町村の各おもちゃ病院とも市町村OBがおらず公的動員をかけづらい現状では自分が一番動きやすいです。

概要は以下のとおり。
・可児市南西部「ささゆりクリーンパーク」に本拠地を置く。
・本拠地におもちゃ病院の倉庫を確保し、修理部屋での平日活動を可能にする。
・支部として美濃加茂市「緑ヶ丘クリーンセンター」を設置、加茂郡各地への便宜を図る。
・メイン業務はささゆりクリーンパークから預かった「まだ使えるおもちゃ」「一部壊れただけのおもちゃ」を回収、前者は消毒清掃でバザーへ、後者は部品取りに使用。
・組織は任意団体とし、必要があればNPO組織にする。
・高山に準じてリサイクルバザー「かえっこ」を隔月以上実施。
※名称は仮称、可児加茂中心なら「可茂総合おもちゃ病院」も可。
 関・美濃も含めれば確実に「中濃」を名乗れますが要協議。

組織化に必要になるのは各地のおもちゃ病院団体代表の承認。
可児・美濃加茂・七宗はすぐにでも取れるかもしれませんが、八百津はまだ代表が決まっておらず、川辺はまだ人集めの段階なのでいずれも加盟は当面先。
しかし可茂地区各都市のおもちゃ病院代表を集めて人材育成をする機会・機関としてはこの上ない方法であります。
当然、代表は可児初代代表・美濃加茂顧問・八百津顧問を歴任した自分、役員は各地の代表が有力。
自分の勢力外である坂祝も話がつけば受け入れます。

クリーンパークでおもちゃの選別をして頂き、ひとまず全量を検品、そのまま使えそうなものと必要な部品をキープして残りをクリーンパークに返す条件をつければ何とかいけそうです。

以前下呂市(萩原)も同様のことをしていたらしいですが、スペースの都合上受入困難になって一度拒否したら施設の理解が得られなくなった模様。
もし可茂で成功すれば自分が下呂市を説得に行くことになるかもしれません…尤もその地点で下呂・飛騨小坂におもちゃ病院組織が存在することが前提ですが、それも困難なら「森の宝島in萩原」で見せた可茂・高山協同作戦を展開する他あるまい。

この分野は交渉と好条件の引き出しが鍵を握る世界。お互いウィンウィンの環境を作れば円満に解決できます。
そのためにはない知恵絞って工夫を練り、真摯に向き合う姿勢が大切ですね。