もう他のブログで書かれていると思いますが…各市町村への充電設備要望を書いているので自分の持論も述べます。
設置する物件の特性・利用時間を考えると以下の分類ができます。
1.30分以内→急速充電器
コンビニ・道の駅・高速道路SAなどが挙げられます。
電池容量の小さいアイミーブMだと15分で済んでしまいます…トイレ休憩の時間と考えればok
リーフなど電池容量が大きければ30分でも80%までいきませんが、買い物をすればそんなもんでしょう。
大容量急速充電器は利用が多くなりますので普通充電器隣接が望ましいです。
※画像の道の駅美濃白川も30kW充電器の隣に200V15A普通充電器が1台あります。
2.30~60分→中速充電器
スーパーなど小売店、役場など公的機関、食堂レストラン系統。
これは先客待ちになる可能性が十分あります!充電完了したら速やかに駐車場へ移動を
この場合も待ちきれない方のために普通充電器併設が望まれます。
3.60~120分→中速充電器or200V普通充電器
ショッピングモールやアウトレットなどの大型店舗を想定。
実際の設置例を見ても大型商業施設は中速1台か普通200Vばかり数台、またはその組合わせが多いです。
2時間充電でも6kWhなのでアイミーブMなら60km走れる計算です。リーフでも40~50kmあれば次の充電器まで余裕で到達かと思われます。
4.180分以上→200V普通充電器
想定したのはテーマパークなど丸一日滞在できる施設。
4時間滞在としても200V15A充電なら12kWh。リーフ初期型でも50%充電、アイミーブMなら満充電です。
5.ホテル・旅館など宿泊施設→100V充電器でもok
宿泊施設での充電は自宅充電以上に時間があります。
翌朝まで動かないなら一泊二食のプランで12時間以上滞在になるので100V充電でも事足ります。
16時チェックイン→翌朝8時出発として計16時間。100V10Aで16kWh溜まるのでリーフ初期型の24kWhで約7割、アイミーブなら余裕で満充電!
電気設備の余裕がなく200V充電できない場合も考えられます。
100V充電ケーブルを持っているEVオーナーは少ないですが、今後100V充電しかできない施設に出逢う可能性もあるので自分は予算をためて買うつもりです。
その100V配線も専用回路(分岐なし)でないと電圧降下で充電できない恐れがあります。
※電気設備技術基準より、単芯2.0mmあるいは撚線3.5mm2が最低ライン。
これは2018年に発売されている電気自動車のスペックに合わせて書いてます。今後の容量増大で情勢が変わる可能性があるので実際の設置はワンランク上を推奨。
EVオーナーの皆様へ:100V充電器は非常時のために買うべきです!
1400W以上の携帯型発動発電機があればそれで充電可能。
自宅に太陽光発電設備がある場合も非常災害時の停電等に備えられます…家庭用パワーコンディショナーは大概停電時に自立運転モードに切替えることで100V/1.5kWの出力が得られます。
それを100V充電ケーブルにつなげれば車を蓄電池代わりにでき夜間の停電に対処できます。
三菱アイミーブ・ミニキャブミーブ用のミーブパワーボックスは100V/1.5kWを出力可能…あとは長くなるので別記予定。