平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い89 戦争は最悪最大の人災

2015-08-14 09:45:25 | 日記
平和の希い89 戦後70年 
     戦争は最悪最大の人災

 今年もまた、猛暑の中で終戦記念日を迎える。終戦から70年。いろいろなことはあったが、兎に角、戦争をすることもなく、
戦争に巻き込まれることもなかった。
これはひとえに、先の大戦に対する反省を基に、戦争放棄の憲法を奉じてきたことが大きな力となってきたからだと思います。

戦争は、人間の意思で起こす人災だ。だから、人間の意思で戦争という人災を起こさなくても済む筈だ。最悪最大の人災である
戦争を人間の意思で無くす時期に来ている。

動物は生存競争のために闘争を繰り返す。弱肉強食の世界である。人間も動物であるから、原始から生存競争のために互いに
戦い、弱肉強食の戦いを繰り広げて来た。動物と違って、人間は食糧・生活資源の確保という、生存のための争奪戦だけでなく、
民族・宗教・思想・政治などの違いで戦争するようになり、複雑になった。
生存競争だけの戦争は、局地戦で済んだ。複雑になった戦争は、武器の進化や行動範囲拡大を容易にした交通手段の進化等と
相まって、局地戦で済まされない広域戦争が展開されるようになった。第一次・第二次世界大戦である。
第二次世界大戦は、日独伊が欧米諸国の植民地地図を塗り替えて、自国の食糧・資源など生存基盤を固めようとして始めた、
侵略戦争なのだ。
日本は、植民地で切り取られ放題の中国、東南アジア諸国に過酷な侵略戦争を展開し、アジアの国々の人々や日本国民の生命や
生活を奪い、塗炭の苦しみに落とし込んだ。植民地宗主国の欧米諸国も多大の犠牲を払うことになった。第二次世界大戦は人間
が起こした最悪最大の災厄だった。

でも、人間には動物と違い、言語・民族を超えた学習経験能力があり、戦争をしなくて済む方策を考えてきた。国際連盟・国際
連合だ。戦争放棄した日本憲法だ。

人間は、第二次世界大戦の学習経験を活かして、戦争と言う武力で解決する方策を変える流れを作ってきた。
この期に及んで、戦争で解決しないと決めている憲法に違反する「集団的自衛権」を含む安保関連法案を言い出した安倍政権は、
時代錯誤甚だしい。政治家の風上に置けない好戦漢である。

平和憲法を奉ずる日本は、絶対戦争に関わってはいけないのです。
憲法違反の「集団的自衛権」含む安保関連法案は、国民を「最悪最大の人災である戦争やテロの惨禍」に引きずり込む悪法です。
絶対廃案にすべきです。孫や子供たちが戦争に駆り出されないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。