平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い91 安倍総理が鎧の下に隠す刃

2015-08-15 10:02:20 | 日記
平和の希い91 戦後70年 
     安倍総理が鎧の下に隠す刃

 今年もまた、猛暑の中で終戦記念日を迎えます。終戦から70年。いろいろなことはありましたが、兎に角、戦争をすることもなく、戦争
に巻き込まれることもありませんでした。これはひとえに、先の大戦に対する反省を基に、戦争放棄の憲法を奉じてきたことが大きな力
となってきたからだと思います。

個人談話になりそうと言っていた、安倍総理の「戦後70年談話」が、8月14日閣議決定され公表されました。
憲法違反明白の「集団的自衛権」含む安保関連法案で、安倍政権の支持率が急降下している現状を深慮してのことなのでしょう。
70年談話で世論が沸騰することを、国際世論を敵にすることを避けたお気持ちはよく理解できます。
ここで、軋轢を起こせば、参議院で審議中の「集団的自衛権」含む安保関連法案に大きく影響することは誰にも解っていることです。
安倍総理の本音(刃)(何が何でも集団的自衛権を含む安保関連法案を成立させる)を鎧の下に隠した、波風回避の「70年談話」に
なったと勘ぐるのは下司の勘ぐり過ぎでしょうか?

安倍総理の本音を知っている側近たちが、言論の自由を封殺すべきだとの暴論を展開したり、大多数の憲法学者が「憲法違反」と主
張していることに対し、憲法を時どきの都合で変えるべきでないという「法の安定性」という立憲制での根本理念について、「法の安
定性は関係ない」と言い放ったり、「ヒトラーの手法を参考にするのも一法(麻生元総理)」とのたまわったり、ハチャメチャな方々の親分
が安倍総理だなんて・・・・恥ずかしい。

改めて、憲法9条。
第9条   日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使
       は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
    2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 
 
改めて、集団的自衛権とは。
 自国が直接攻撃を受けなくとも他国への攻撃を自国も攻撃を受けたものとみなして反撃することのできることを集団的自衛権という。
 (世界 大百科事典12-36)

どう考えても、憲法に違反した集団的自衛権を含む安保関連法案は、「戦争止む無し」として国民を戦争に巻き込む根拠になってしまうのです。
この法案は絶対に廃案にすべきです。
孫や子供たちが戦争に駆り出されないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。