平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い101 安倍政権の「積極的平和主義」は「積極的戦争主義」

2015-08-25 10:12:24 | 日記
平和の希い101  戦後70年 
     安倍政権の「積極的平和主義」は「積極的戦争主義」

 ノルウエーの平和学者、ガルトュング博士が来日され、85歳という高齢を押して精力的に各地で講演や対談をされ
ていらっしゃいます。
博士が長年平和実現のために実践してきた「積極的平和」行動は、安倍政権が目指している「積極的平和主義」とは
全く異なるものです。博士の「積極的平和」とは貧困や抑圧、差別などを無くすことなのです。
博士は、安倍政権の「積極的平和主義」で日本の平和憲法が危うい事態に至っていると、強い懸念を抱いていられます。
集団的自衛権を含む安保関連法案が成立すると、同盟国が武力攻撃を受けたら、自国が攻撃されたものと見做して
武力攻撃できる事になるのです。安倍政権は武力で中国や北朝鮮などを威嚇して戦争を抑止でき、国民の平和な生活
を守れると思っているのです。「積極的平和主義」どころか、武力は更なる武力を呼び、「積極的戦争主義」になるのです。
武力で世界平和を実現出来っこないことを、第一次・第二次世界大戦で、またその後の朝鮮・ベトナム・アフガン・中東・
イラクなど戦争の経緯と悲惨な結果を見ても明らかです。
博士は、戦争放棄している日本憲法の考えを世界中の国々の基本にするべきだとお考えなのです。
その憲法が危ないという悲鳴を聞きつけて、わざわざ無償で来日されているとのことです。

戦争は、人類最悪最大の人災です。このような悲劇を、世界中どこでも起こしてはならないのです。
ですから、日本は、70年平和国家の根底にあった憲法を自ら否定して、戦争に通ずる集団的自衛権を含む安保関連法案
を成立させてはいけないのです。絶対廃案にするべきなのです。
孫や子供たちが戦争に巻き込まれないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。