平和の希い92 戦後70年
お粗末、安倍総理の本音が満載の「70年談話」
終戦から70年、戦争をすることもなく、戦争に巻き込まれることもなく、今年もまた、猛暑の中で終戦記念日を迎えました。
これはひとえに、先の大戦に対する反省を基に、戦争放棄の憲法を奉じ、国民の嫌戦と平和希求の深い思いが根付いているからだ
と思います。
個人談話になりそうと言っていた、「戦後70年談話」が、8月14日閣議決定され公表されました。
安倍総理の「本音」が満載された、お粗末な「70年談話」でした。
言いたくなかった「侵略戦争」は、日本が国際連盟を脱退し侵略の暴走について、「欧米各国が、第一次世界大戦後作った植民地
地図の固定化という新しい秩序」に対する「挑戦者」となって進むべき進路を誤った戦争だった。
「侵略戦争」ではなく、「欧米各国の勝手な利権保持に対する挑戦の戦争」との本音がでている。
侵略戦争に加担した「おじいちゃん(岸信介元首相)」達を庇いたいのだなあ。
言いたくなかった「痛切な反省」「お詫び」は、
「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。その思いを
実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が
歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。 こうした歴代内閣の立場は
、今後も、揺るぎないものであります。」
「歴代内閣が言ってきた、この立場は今後も揺るぎない」とは間接的な言い回しで、安倍総理自身「痛切な反省」と「お詫び」を
『言い切りたくない』という本音が出ています。
もっと問題なのは、「歴代内閣が言ってきた、この立場は今後も揺るぎない」とは言いながら、
「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そして
その先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超え
て、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。」
全く支離滅裂。「痛切な反省とお詫びを引き継ぐことは、今後の内閣も揺るぎない」と言いながら、「痛切な反省とお詫びは子や孫
は引き継がせたくない」と言っている。引き継ぐ立場の人は子や孫たちなのに。「しかし」以下で本音をボカシテいるようです。
もともと痛切な反省もお詫びもしたくないとの本音がでているのです。
内閣支持率を意識して本音をオブラートに包み、いかにも歴代内閣の意向を継承しているように見せ世論に刺激を与えないために、
官僚に作らせた作文を厚顔無恥にも発表した安倍総理。
憲法違反明白の「集団的自衛権」含む安保関連法案を成立させるために、軋轢を起こさないことを優先した妥協の産物なのでしょう。
この談話で、憲法に違反した集団的自衛権を含む安保関連法案の成立反対の世論が変わる訳ではないことを安倍総理は真摯に受け止める
べきです。この法案は絶対に廃案にすべきです。
孫や子供たちが戦争に駆り出されないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。
お粗末、安倍総理の本音が満載の「70年談話」
終戦から70年、戦争をすることもなく、戦争に巻き込まれることもなく、今年もまた、猛暑の中で終戦記念日を迎えました。
これはひとえに、先の大戦に対する反省を基に、戦争放棄の憲法を奉じ、国民の嫌戦と平和希求の深い思いが根付いているからだ
と思います。
個人談話になりそうと言っていた、「戦後70年談話」が、8月14日閣議決定され公表されました。
安倍総理の「本音」が満載された、お粗末な「70年談話」でした。
言いたくなかった「侵略戦争」は、日本が国際連盟を脱退し侵略の暴走について、「欧米各国が、第一次世界大戦後作った植民地
地図の固定化という新しい秩序」に対する「挑戦者」となって進むべき進路を誤った戦争だった。
「侵略戦争」ではなく、「欧米各国の勝手な利権保持に対する挑戦の戦争」との本音がでている。
侵略戦争に加担した「おじいちゃん(岸信介元首相)」達を庇いたいのだなあ。
言いたくなかった「痛切な反省」「お詫び」は、
「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。その思いを
実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が
歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。 こうした歴代内閣の立場は
、今後も、揺るぎないものであります。」
「歴代内閣が言ってきた、この立場は今後も揺るぎない」とは間接的な言い回しで、安倍総理自身「痛切な反省」と「お詫び」を
『言い切りたくない』という本音が出ています。
もっと問題なのは、「歴代内閣が言ってきた、この立場は今後も揺るぎない」とは言いながら、
「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そして
その先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超え
て、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。」
全く支離滅裂。「痛切な反省とお詫びを引き継ぐことは、今後の内閣も揺るぎない」と言いながら、「痛切な反省とお詫びは子や孫
は引き継がせたくない」と言っている。引き継ぐ立場の人は子や孫たちなのに。「しかし」以下で本音をボカシテいるようです。
もともと痛切な反省もお詫びもしたくないとの本音がでているのです。
内閣支持率を意識して本音をオブラートに包み、いかにも歴代内閣の意向を継承しているように見せ世論に刺激を与えないために、
官僚に作らせた作文を厚顔無恥にも発表した安倍総理。
憲法違反明白の「集団的自衛権」含む安保関連法案を成立させるために、軋轢を起こさないことを優先した妥協の産物なのでしょう。
この談話で、憲法に違反した集団的自衛権を含む安保関連法案の成立反対の世論が変わる訳ではないことを安倍総理は真摯に受け止める
べきです。この法案は絶対に廃案にすべきです。
孫や子供たちが戦争に駆り出されないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。