平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い812  安倍総理の「赤ちゃんポスト」

2017-06-11 10:36:33 | 日記
      平和への希い812 戦後72年 
    安倍総理の「赤ちゃんポスト」 
  2017.6.11
「赤ちゃんポスト」についてインターネットで調べていたら、2007年2月に厚労省が熊本の病院に初めて
「赤ちゃんポスト」の設置を認め、その後は認めていない。
「赤ちゃんポスト」設置が認められた翌日の2月23日、安倍晋三首相が首相官邸での記者団の質問に対して、
まず「ポストという名前に大変抵抗感がある」と述べ、「子どもを産むからには親として責任を持ってもらう
ことが大切で、そういうお子さんに対応する施設もあるし、匿名で子どもを置いていけるものを作るのには
大変抵抗を感じる」と慎重論を唱えたのです。安倍総理の「ご意向」がその後の設置にそんたく?

一見、もっともらしい見解ですが、「匿名」で赤ちゃんを置いて行かねばならない女性には、確かに、「匿名に
せざるを得ない」暗い事情を抱えている場合多いでしょう。一人で悩み、最後の助け先として「赤ちゃんポス
ト」にたどり着き、赤ちゃんの将来を救って欲しいと思った心情に対して、チョッと思いやりが欠けているかな
と思うのです。
もっと重要なことは、産む女性にはどのような事情があろうとも、「生まれてくる赤ちゃん」には全く責任は
ないのです。「赤ちゃんポスト」がなければ、まず、赤ちゃんの命は絶たれるでしょう。

ドイツの100か所設置を始め、世界各国では設置が主流になっています。
お母さんの事情よりも、「生まれてくる命の尊さ」を重く見ての対応であり、潮流なのでしょう。
政治で「産む女性」の暗い事情を正せるなら、安倍総理の見解ももっともですが、世界の「赤ちゃんポスト」
設置動向を見て解る通り、

政治や社会規範などでは制御できない「人間のさが」であれば、「何の責任も無くて生まれてくる命」にこそ、
政治が、社会が手を差し伸べるべきだ、ということなのだと思います。

「赤ちゃんポスト」に頼らざるを得ない女性の皆様がなくなり、生まれてくる赤ちゃんが祝福の中で成長できる
社会になって欲しいのですが・・・。
ウォーキング中に出会った花々です。

6月11日「今日は何の日カレンダー」より
◆入梅(雑節の一つ。露に入ること)
▲平清盛、法華経10巻を奉納(1172)▲江戸城で初上覧相撲(1791)▲日本初の銀行、第一国立銀行設立(1873)
▲パリ~ボルドーで初の自動車レース(1895)▲榎本健一(エノケン)、日劇に初進出(1938)
▲日本初の海底トンネル、関門トンネル下り線が開通(1942)▲田中角栄の「日本列島改造論」出版(1972)