14日、米・バイデン大統領は、「アフガニスタン駐留米軍を9月までに撤収する」と表明。
2001年9月11日、米・同時多発テロを起こした、アフガニスタンの一部を占有していた、イスラム義勇軍
の一つタリバン・アルカイダに対する空爆を、2001年10月に、米英が行ってから、20年。
アメリカ史上、最長の戦争が、やっと、終わる、ようだ。
アフガニスタンの歴史を見たら、あまりにも複雑な政治抗争過ぎて、目が回る。
アフガニスタンは、イスラム教を信奉する国の一つで、国旗に、
「アッラーフの他に神無し、ムハンマドはアッラーフの使徒」とコーランの冒頭の言葉を記している。
20世紀半ばまで、王制だったが、部族間、植民地宗主国イギリスとの独立抗争など、紛争・抗争の歴史。
1978年4月軍事クーデター後、人民民主党による社会主義政権が誕生したが、イスラム義勇軍が反発、内紛、
1979年から1989年の10年間、ソ連軍が社会主義政権支援のために介入、内紛激化。
1989年、国連は、外国軍の撤退決議、ソ連軍10万人撤退。ソ連軍撤退後、大量の武器が残る。
イスラムのタリバーン政権が誕生、アルカイダと手を組む。アルカイダは、ケニア・タンザニアなど米大使館
爆破事件を起こし、米は、アルカイダを引き渡しするよう、タリバン政府に要求、タリバンは拒否。
タリバンに対する経済制裁など国連で決議。国連の制裁に反発、2001年にはタリバンがバーミヤンの石仏破壊。
2001年9月11日、米・同時多発テロ。2011年5月、米軍がビンラディンを殺害。2012年、東京で60ヶ国余の
国が集まり「アフガニスタン復興支援会議」を開く。各国の支援負担決まり、日本は5億ドル。
アフガニスタンは、民主国家を目指し、選挙で新らしい大統領体制にしたが、タリバン・アルカイダは、
納得せず、ゲリラ抗戦、治安が治まらず、ズルズル米軍など駐留しゲリラ退治に躍起になっていた。
トラさんは、タリバンと和平協議を始め、2021年5月に米軍撤収が合意された。
タリバンは、「5月撤収」が『9月』になったことで、合意を守らない責任を問題にしており、まだ紆余曲折が
懸念される。
アフガンの紛争は、力で和平を実現することは出来ないことを教えている。
ソ連は、10年、アフガンの泥沼に足を取られたことも、1991年、ソ連崩壊の原因の一つになっている筈。
軍事行動には、ものすごいカネとエネルギーが掛かる。トラさんの和平協議、唯一評価できる所業だった。
４月１６日「今日は何の日カレンダー」より チャップリンデー、ボーイズ・ビー・アンビシャスデー
▲足利義満が金閣寺を建て、上棟式(1397)▲マルティン・ルター、帝国会議に出頭(1521)▲北海道大学の礎を
作ったクラーク博士が北海道を去る。 「Boy’ｓbe ambitious」の有名な言葉を残す(1877)▲新橋～神戸間に
最急行列車の運転開始。急行料金の徴収が始まる。13時間40分(1906)▲ＮＡＴＯ本部、パリに設立(1952)
▲ノーベル賞作家・川端康成が逗子の仕事場でガス自殺。72歳(1972)▲日本最初の女子フルマラソン(1978)
▲ゴルバチョフ大統領が、ソ連８の最高首脳として初の来日(1991) ▲文部省宇宙科学研究所、開設(1981)
▲韓国セマウル号沈没事故３００人超える死者行方不明（2014）▲熊本地震２回目の震度7（2016）▲エクア
でドルで、M7.8の地震、660人余の死者不明（2016）▲ボストンマラソンで、川内優輝が優勝（2018）