文字歴史の幻想 遺跡の持つ現実 ドラマの持つ幻想
◆文字歴史の幻想と危うさ
文献記録には織田信長が本能寺で生き残り
存命であった虚構を秀吉は書状として残し
ている。所謂自分を有利にする情報戦の為
の自作のウソだ。当時生きていた公家日記
にも伝聞やデマや風評を収録したものが実際
にある。中東の粘土板文書や世界の全ての古
文書類時に偽作の物があり偽書と言われる物
もある石碑の改竄はよくある事。人間とは文字
を読み伝聞を聞き、遠い古の時代の幻想を
抱く事がはたして歴史なのか？文字歴史はある
意味において常に書き変えられ改竄される恐れ
がある。時に平成に地下から出現した遺跡の
景色を正式古文書として発表する人間もいて
是を100％盲信する純真な人も時にいて恐ろ
しい。人間は信じ込んで集団心理が働いた時
は一番恐ろしい集団心理行動と言う集団ヒステリー
が行動が発生する事がありとても恐ろしい。
時にそれは宗教に政治に市民心理コントロール
にも巧妙に用いられる心理手法でもあり我々人間
はいつの時代も冷静な社会心理観察が必要だろう。
◆遺跡の持つ現実と幻想
考古学では旧石器の捏造なる事件も発生し
ている。唯物に捉われ過ぎていると、時に
贋作偽物を看破できない事件も発生する事
がある。ある町の刀剣100本のウチ本物は
1本と言う現実もある。人間は何時の日も
コピーや模写や摸倣を好む「ならい」や
「うつし」の習癖を持っている。高価な
骨董品本物と100パーセント信じてた名品
が二束三文も贋作である事は日常茶飯事だ。
しかし確実に織田信長の安土城天主石段
を登った人は現実に歴史上の人物と同じ
足跡に立てる事は可能である。また天主
全てが天正のオリジナルではなく昭和の
雁補修も存在する事に注意したいものだ。
遺跡見学派とは遺跡を見る事により歴史
幻想を感じる人達なのであろうか？しかし
天正11年の賎ケ岳合戦の北国軍の前線指揮官
佐久間盛政の行市山城の高いは本物である。
この貴重な歴史の証人たる土塁を見学せずに
素通りされる文字歴史派や観光派の人現実
としておられる事に留意したい。しかし幻想
に対し確実に現実に佐久間玄蕃盛政自身が立
ち北近江を虎視眈々と睨んだであろう高土塁
に実際に立とうとする。私の父長谷川銀蔵も
いた。なんと私はこの城郭を測量しようとした
真に奇妙で特異な少年であった事が私の人生に
深く影を落としている。実際の土塁を計測して
も現実社会では多くの大衆が土塁を見る習慣も
なく城とは天守や石垣だと言うテレビドラマの
学習効果の影響により、この高い人口の壁を城
だと認識する人は社会に皆無とさえ言えるのだ。
江戸時代の城の測量法
土塁を計測したり観察する事はリアル
現実派と言えるが悲しい事に文字歴史
派の人には全く通用しない文字歴史派
の人にとり石碑や看板や歴史書の文字
こそが歴史であり如何に高土塁が現存
しようが文字歴史派の人とは看板へと
石碑へと直進して文字を追いゆく行く
傾向と習性を持っておられる事にある。
県外から非常に高い交通費を費やして
県外から非常に高い交通費を費やして
城址から100m離れた近年作られた看板
を見てその歴史に酔いしれる人はおそら
く文字歴史幻想を楽しんでおられる事。
しかし、
実際に社会を構成する歴史通の人とは
この写真の壁を高土塁を見学希望する
人は一万人に１人もいないのが現実だ
下図の右がある城の本当の現実の城址だ。
遠く遠方から城址見学に来て城址石碑を
撮影して実際の城址に気付かず即刻帰ら
れる人も現実に確実にある。貴方が行っ
た場所とは石碑だけであり城址でありま
せんと千回説明しても本当の城址の土塁
を見る気や基礎が無ければ意味がない事。
貴方は鯛焼きの値札やパッケージを見て
喜ぶタイプの人か？馥郁たる鯛焼きの温
度と甘さの食感を楽しむ人なのかどちら
であろうか？鯛焼きの袋を大切にする人
も鯛焼きを食べて喜ぶ人も、双方冷静に
その価値観を理解し仲良くする事が社会
生活では大切な事であろう。時には鯛焼
を食べましよう。時には城跡を見学する
事も大切な事ではありませんか？靴下を
買ってその靴下のラベルを収集する趣味
もありますが、もっと単純に靴下履きま
しよう。城址に行ったら城址を見学しま
しよう。
しかし
世間の人々に土塁を見学しましようと
私が言っても全く意味の無い事であり
文字歴史派の人から見れば私は笑止の
問題にならない人間と言う事になる。
まして行市山城が織豊系放射状設計
ビスタと解いても第一に土塁を見学
する気もない多くの人々に通用する
訳が無いと思われる。世間は無関心だ。
安土城の構成にしても日本全国の
文字歴史派の方々や遺跡そのも
を見ない見学する気がない人に
とり全く無関心な事なのだろう。
安土城に行って草を見て戦国の
世にしたる事も良いが足元をば
たくには一度見学しましようよ。
織田信長安土城長谷川ビスタ論
織田信長小牧山城長谷川ビスタ論
平和な江戸時代にさえもうこれだけ
計測器が日本には存在いたしました。
検地は信長時代に既に始まり播磨で
は秀吉が検地を実施しやがて太閤検地
なる事業を日本全国に実施します。高度
な計測器も当時既に存在した事でしょう。
計測器
勿論日本史大好き人間さんでも
長崎平戸の出島が扇型である事
は全く無関心であると言えよう。
◆ドラマの持つ幻想
大河ドラマは歴史教室ではなく劇である。
大衆性を考慮して大河ドラマと命名され
ている。私は大河ドラマを歴史再現劇と
して楽しんではいない。純粋に娯楽とし
て演劇として楽しんでいる。フアンジー
の世界と言える。これは幻想の世界である。
石碑を見るて幻想にしたるか現実の城址を
見るかそれはあなたの勝手です。自由です。
しかしＡ城のＡ武将は確実に本当の城址に
居ました。それは本当の城址が歴史の証人
です。
ホンコン、ブルースの醍醐味
はじめに
私はエイモス、ギヤレット
ジョージ、ハリスン等を好
んで聞いている。ホンコン、
ブルースなる曲は大学時代
にKＢS京都やテレビ神奈川
で聞いた覚えがある。上記
ミユージシヤンは皆ホンコン
ブルースをカバーしている。
原曲は以下の人の作品だ。
Hoagy Carmichael - "Hong Kong Blues" (1957)
そのなかでも私の音楽鑑賞の
強い記憶として細野晴臣氏と
テインパン、アレーの演奏が
が白眉であった。ホンコンと
冠した楽曲で東洋異国情緒に
溢れる非常にレベルの高い
高度な演奏に私は細野氏の
類稀な天才性を強く感じた
ものだ。今はＵチューブで
是を鑑賞できる。2020年に
なった現在でも非常に高度
な演奏とそのオリエンタル
リズムと音楽性に驚嘆する。
やがて、細野氏の音楽性は
イエロー、マジック、オーケ
ストラＹМＯとして世界的な
成功と名声を得るが、この
ホンコン、ブルースのエキゾ
チカルな風味とは正に音楽の
醍醐味と言って過言ではない。
