城郭 長谷川博美 基本記録

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城郭 内畝の研究&見学会 

2020-06-25 02:57:29 | 城址見学会予定 
城郭 内畝の研究&見学会 

2020年6月27土と6月28日に多賀町敏万寺の畝と
堀を見学する予定であ。我々古城を見学する者に
とり土塁を見学する事は基本中の基本と言える事
だ。古戦場を表現した小牧長久手屏風にも「畝」
を確認する事が可能だ。
余呉町の新谷山の山中にも「畝」を確認している。
左は宮本さん、右は田畑多賀みておき隊隊長
▼余呉町文室の畝、土手、土塁、「賤ケ岳合戦古戦場」


あの有名な織田信長足利義昭の為に築造した
旧二条城などでも発掘で内畝が発見されてい
る。城は石垣ばかりに眩惑されていると城の
本質である土から成る「城」の語義を人々は
簡単に忘却してしまう事にある。土手などは
何だ城は石垣だと言う偏見が城郭研究の進展
を時に妨げている事がよくあるものであろう。
多賀町の織田信長に庇護された久徳左近の久徳城
の外郭には二重堀と内畝が残されていたが現在は
すでにもう存在しない。視るべき時見学するべき
である。そう言う意味で多賀町の田畑喜久弘先生
が多賀みておき隊を編成された趣旨が理解できる。

◆城址や古城には畝がつきもの
細川氏明智が改修した勝竜寺城にも内畝つまり
二重堀は存在した。明智の坂本城も私は過去に
は畝が存在した。明治14年11月作成の『近江国
下坂本村字箇所絵図』には「城畔」(しろくろ)
なる小字が収録されている。従って明智の坂本
城は全面石垣作りではなく、土塁を用いた、畔
「くろ」が存在していたと推定される。明智は
宣教師などが記した記録には築城に造詣が深い
人物として登場記録されている。明智光秀多賀
出身説は別として、近世城郭縄張の第一人者と
評判を取った藤堂高虎なども近江犬上郡出身の
人である。

◆めくるめく敏万寺の畝堀の観察 6/27 6/28
城址や遺跡は存在する間に見学し見ておきたい
ものだ「見ておき隊」とは遺跡を冷静に紳士的
に謙虚にみておきたものだ。田畑先生の趣旨に
私は賛同する。歴史とは文字だけではない現地
現場を「みておきたい」のが故郷多賀を愛する
田畑先生の郷土愛であり犬上郡の名士に恥じな
い高尚な見識と言え長きに渡り余呉城郭研究会
を牽引する、胆力、見識、良識を備えた評判と
高名は既にこの10年に亘り社会認識されている。
再度言います。城見学とは土塁を観察する事が基本です。
畝、うね。畔、くろ。をみておきたい人の学門なのです。


催事名称
多賀みておき隊/歴史民俗城郭遺跡ウオーキング
主催団体
多賀みておき隊
参加費
無料
主催者
田畑喜久弘 /元滋賀民俗学会会員/元脇ヶ畑城郭探検隊長
/元関西城郭研究会会員/元多賀町議/現余呉城郭研究会理事
連絡先携帯☎  090-6205-0237

講師
長谷川博美/元滋賀県中世城郭分布調査現地調査員/元滋賀民俗学会理事/歴史城郭研究家
開催日
2020年6月27日土曜 2020年6月28日日曜の2回 雨天決行 各自雨具用意
集合場所
近江鉄道多賀駅前  滋賀県犬上郡多賀町 (無料駐車場あり)
集合時間
午前10時~適宜終日、約5㌔mの歴史民俗学的散歩を実施
各自準備
ウオーキングに適した靴や服装/マスク/水筒/帽子/水筒/弁当など
保険
不備
内容
敏満寺城跡/敏満寺結界土塁/敏満寺基壇跡/多賀大社/日向社/多賀大社門前町/各適宜見学散策/適宜変更追加もあり






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