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縄文遺跡発掘
某年某月某所で私は縄文遺跡を発掘していた。
①漁具石錘「せきすい」を採取した。
石の左右に糸を結ぶ為の加工痕が残っている。
②赤チヤート製のスクレイパーを採取した。
石器としては完形ではなく片刃が付いて
いた鋭く鋭利に加工された状態だった。
今でも切れそうな鋭い感覚が残る。
③縄文土器も発見した。
羽状紋がかすかに認められた。
④隣で発掘する人は
黒曜石の鏃を発見された。
ガラス片の様に鋭く透明だ。
◆城郭見学でもそうだが実際に歴史の現実
を体験学習する事は貴重な人生体験である。
▼イラスト 長谷川博美
考古学の森 縄文の森 おきながの郷にて
某年某月発掘作業に出掛ける。
羽状紋の縄文土器を発見する。
凸帯紋の縄文土器を発見する。
サヌカイト製の鏃を発見する。
猪垣の土塁側面の側溝を発掘。
しかし是等を作って生活して
いた人々は全員もうこの世に
はいない。全ての生き物には
必ず臨終が訪れる。人が生き
ている間に人は学び集い喜怒
哀楽と生労病死を、体験する。
みんな仲良く日々を暮したい。
人間の考えや方や発想は様々
あるが互いの人格を尊重して
穏かに暮したい。縄文の森に
も伝染病や幼児の早世や不猟
や飢饉や他族との抗争が存在
した事であろう。しかし月日
は光陰の如く流れさり土中へ
と縄文の歴史も消えて行った。
今令和という時代を生きてい
るが、やがて全ての人々は、
消えて無くなる運命にある。
景で助けや協力を賜った人
に深く感謝を申し述べたい。
御蔭様で本当に感謝します。
息長の郷にて「更級日記」
雪降りあれまどふに、ものの興もなくて、
不破の関、あつみの山など越えて、近江
の国おきながといふ人の家に宿りて、四
五日あり。みつさかの山の麓に、夜昼、
時雨あられ降りみだれて、日の光もさや
かならず、いみじうものむつかし。そこ
を立ちて犬上(いぬかみ)神崎(かんざき)
、野洲(やす)、栗太(くるもと)などい
ふところどころ、なにとなく過ぎぬ。湖の
おもてはるばるとして。なで島、竹生島
などいふ所の見えたる、いとおもしろし。
勢多の橋みなくづれて渡りわづらふ
『 更級日記 』(さらしなにっき /
さらしなのにき)は、 平安時代 中
ごろに書かれた回想録。 作者は 菅原
道真 の5世孫にあたる 菅原孝標 の次女
菅原孝標女 。 母の異母姉は
『 蜻蛉日記 』の作者・ 藤原道綱母
である。
犬上とは現在の滋賀県犬上郡の事。
多賀大社も近江国犬上郡多賀町に。