城郭ビイスタ論 上文字クリック
城跡見学と城址観光の違い。彦根城見学記。
質問者
長谷川先生は初めて長浜城を訪れた時どこをめざし、見学されましたか?
長谷川
伝承される土の天守台跡、同じく本丸の土の高台や、堀の跡や、発掘された石垣列を
銅版や石列を示す表示にはワクワク感動いたしました。そのリアルさ本物感が魅力と。
質問者
変わってらっしやいますね?普通の観光行楽の人は長浜城歴史博物館をめざしますよ?
長谷川
私がその当日、目標したものは『リアル』つまり歴史の現場を見学する事だったんです。
存分に現地を見学してからその後に、併せて博物館さんも見学する事に、いたしました。
質問者
非常に変わった人ですね?長谷川先生は?
長谷川
私達城址見学者が実際に見学したいのは元来の城址をありのままの姿を生々しく観察する事。
質問者
一般の観光客様や歴史好きの方から見れば長谷川先生の特異な行動は大変理解に苦しみます。
長谷川
人類にとり観光産業は非常に大切な地域発展の要素であり、町の栄えの礎でもありとても大切
です。ある町は架空の伝説を創作してその物語に登場する人物をテーマとした催事やフエステイ
バルを催して観光資源の少ない町を見事に財政豊かな活き活きとした町に活性化させ店舗も増え
若者は都市部から自分の町に帰ってきたりしています。所謂ふるさと創生事業としておられます。
町に賑わいを創生して、人口減少問題を解決し荒廃していく地方を活性化していく人として生きる
道を切開いて行く事に挑戦する事も非常に大切な事です。所謂町興しでしょうか?おなじく食品
においても非常に注目度が薄かったパンをつまり一部の人しかしらなかった平凡なパンを販売して
促進していくイメージ作戦も民間レベルでは町の繁栄につながる重要な要素です。つまり帰りみられ
無かった物に付加価値を創生していく挑戦の精神「メデイア戦略」はとても大事です。一方で長々と
老舗、名店の味で信頼信用されていた店の味が無くなってしまう事を嘆く人もおられます。若い人々
は伝統にはこだわらず大多数の顧客をクールにつかみとるスマートなピシネス戦略こそがポピュラリ―
テイー大衆に受ける要素と賞賛する。世代間の感覚のずれが現実にはあります。ある若い人は冷たく
言い放ちます。名店の味を支持する人など5年先は確実に亡くなられる。世の中とは時代とはおおきな
波となって流れていくもの、時代が変わって変遷して行く事は歴史の記録から明確にわかりますが、、、
私故人は何か寂しい心が冷え冷えする物を感じます。『時代の変わり目』平成の終りのような雰囲気。
質問者
時代の流って怖いものですね。私達は時間をさまよう大海に漂う小魚の群れのようにむなしく感じます。
質問者
さて彦根城を長谷川先生の城址見学のレベルや着眼点は如何なるものですか?
長谷川
先日の彦根城探訪は急速に老化退化した私の脚力のリハビリテーションですから特に見学は細かくは
ないと思います。城址見学者としては、ごくごく平凡レベルです。城址見学の時は見学者は城門や虎口
で必ず一旦停止して横矢の有無を確認します。門や虎口の横には横矢が構えられいるのが一般的です。
安土城の城門、右から横矢の石垣が出ており、石垣も大きく表現されている。門の屋根も大和奈良の寺院
の様式「しころ葺き」が施工されています。
長谷川
彦根城京橋口の横矢。みんな観光客は横矢などは見学はしない。でも確実に横矢は残っている。
対談者
先生マニアックすぎます。
長谷川
いやごく平凡な城址観察です。
対談者
これは佐和口門の横矢と犬走ですね?こりゃまた狙撃手ゴルゴ13の世界ですね?
長谷川
いいえこれを見るのは城址見学では極々平凡な事なんです。次は黒門口の横矢です。
対談者
これもマニアックですね?
長谷川
観光の時は見ませんが城址見学の時はよく見学するごく平凡な場所です。
対談者
これも横矢ですね?
長谷川
これは天守の南を守る防御。相横矢の後です。手元と向うから天守に近ずく敵を両側から狙撃
する恐ろしい「殺しの間」キルゾーンです。
対談者
近江八幡山城や虎御前山城にありました。
長谷川
よく御存じですね!あなたは100点です!
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