近江二体仏を求めて、剣熊考特別版
元滋賀民俗学会理事 長谷川博美
華厳秀麗の島 竹生島 琵琶湖の景観とは常に人の心を洗う
この記録は奥琵琶湖を中心に旅情も含めた文体で表現します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/9d/24b95fc92478c3105ab79005d948211a.jpg)
精選版 日本国語大辞典の解説 どうそ‐じん【道祖神】によると
〘名〙 村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神。
また、「あの世」の入り口にある神。のちには縁結びの神、旅行
安全の神、子どもと親しい神とされる。男根形の自然石、石に文
字や像を刻んだものなどがある。岐神(くなどのかみ)。道陸神
(どうろくじん・どろくじん)。たむけの神。さえの神。道祖。
とある。私は民俗学者の側面も持っているが今回は【道祖神】
ではなくかって剣熊と呼ばれた長浜市と高島市の周辺にある。
一個の岩石に2体の仏像を彫刻した「二体仏」にスポットを当
て、報告したいと思う。決して民俗学的手法ではなくて気楽な
石造美術への個人的な憧憬として気軽な旅日記として記録する。
私の『剣熊考』の数例は当該ブログに投稿その前述を参照の事
『剣熊考』を逐次参照しながら当該記録を鑑賞願いたいと思う。
先ずは黒山や小荒路の地理的位置を概略地図で把握を願いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/7f/d5de1248cf02492f596182e776feee86.png)
◆長浜市西浅井町黒山には二体仏があるのか?
長浜市西浅井町黒山の東には写真の様な立派な磨崖仏が存在
する。一石に二体の仏像を刻んだ見事なもので、何故か牧歌
的な長野県の二体同祖神を連想させる柔和な表情でもある。
かって万字坂を西近江から湖北湖東に向かう旅人の心を安堵
させる心のよりどころであったと推測される。つまり交通の
要衝である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/dd/cb041055d502881003dd3ff2bda396c1.jpg)
◆黒山の石仏群に至る。
なんとも魅力的な案内版であろうか?路傍に整列された石造
美術の数々には真に圧倒される。摩訶不可思議な旅情を誘う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/15/2c264354c6a86dabe33a6eabe0b8d543.jpg)
◆夏の余韻の残光を浴びた令和元年9月のシイの木のようす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/58/d5171b670e95ba6edc53d6eb975cd821.jpg)
◆その樹齢は1000年をはかりこの黒山の地が1000年来続く
剣熊に関連する交通の要衝だった事を如実に物語っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/d7/9498323fdbf125038eed52f4eea1d28e.jpg)
◆黒山石仏群を見る。
宝塔のなかに二体仏を認める事が出来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5b/5aeb8ca60fb3e347563cda3f0b2637c0.jpg)
◆ここにも二体仏が顔をのぞかしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/df/c41fb8acdc45b658181e9f5721eac6f4.jpg)
◆あるある、ここにも二体仏がある。お顔は丸く真に柔和だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/bf/7c6b7ead97cce6a0d297bebef6e519bf.jpg)
◆あるある、またある!赤い前掛けのペアルックが可愛い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/41/ff8f0f6ed6a6c2f17f97ff65e9a70490.jpg)
◆おっととと!あれもこれも二体仏かいな!?ここは長野か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/33/2f8e502c359e5558686840802fba3d48.jpg)
◆あれまあ~ここにもシックな二体仏!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/2d/db169110292fbc6aeeb308bb24027823.jpg)
◆我はうみの子白波の 伊香4育ちの生粋の伊香郡人だ!
伊香郡黒山の二体仏 はやりはやって黒山のひとだかり!
◆今度は高島市小荒路そして浦の集落に向かう剣熊の地だ!
高島郡の山間部なのに浦の集落名が卜部氏などを想像する。
そう言えば長浜市西浅井町も元と言えば古く浅井郡なのだ。
菅浦や大浦と言う地名にも浦を強く連想させる地名ではある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/34/631d6e4e9cf3e7d53b96ff6cae616ab2.jpg)
◆高島市マキノ町
浦に到着した。
西北に遠く明王の禿「みようおうのはげ」と呼ばれる岩肌
荒々しく荘厳に雄々しく山脈が聳え、まるで同祖神の本場
長野に行っているような錯覚を覚える。これがマキノ旅情
の真髄と言うものか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/9c/aede7ef7b2314439910cb455da6b27a2.jpg)
◆明王の禿「みようおうのはげ」にはかって過去に明王の
小祠が存在したとも言われるが?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8c/65106cb1bf39db88338372a2a903b81c.jpg)
◆高島市マキノ町浦を訪問する。
山裾の道を行けば明王の石造と思われる
なんと小祠には不思議な石造物が祀られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/9c/be73d85263eb884b0fdf81e73f9107e6.jpg)
◆よく見ると脇侍や怒髪も観察され驚く!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/dc/3f135b32fd00d9d37b686e80eac10560.jpg)
◆更に道を行くと不思議の石造物がある!
これは凄い!二体仏の3連発ではないか?
一番右の宝珠を思わせる石柱が気になる!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2a/6f18b5225994567730f6cb5282677b4d.jpg)
◆いっか来た道、思い出の道。
メタセコイアの道 大きく成長し
冬のソナタに登場する道にも似て
ヨン様ロート゛とも、人は言う!
元滋賀民俗学会理事 長谷川博美
華厳秀麗の島 竹生島 琵琶湖の景観とは常に人の心を洗う
この記録は奥琵琶湖を中心に旅情も含めた文体で表現します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/9d/24b95fc92478c3105ab79005d948211a.jpg)
精選版 日本国語大辞典の解説 どうそ‐じん【道祖神】によると
〘名〙 村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神。
また、「あの世」の入り口にある神。のちには縁結びの神、旅行
安全の神、子どもと親しい神とされる。男根形の自然石、石に文
字や像を刻んだものなどがある。岐神(くなどのかみ)。道陸神
(どうろくじん・どろくじん)。たむけの神。さえの神。道祖。
とある。私は民俗学者の側面も持っているが今回は【道祖神】
ではなくかって剣熊と呼ばれた長浜市と高島市の周辺にある。
一個の岩石に2体の仏像を彫刻した「二体仏」にスポットを当
て、報告したいと思う。決して民俗学的手法ではなくて気楽な
石造美術への個人的な憧憬として気軽な旅日記として記録する。
私の『剣熊考』の数例は当該ブログに投稿その前述を参照の事
『剣熊考』を逐次参照しながら当該記録を鑑賞願いたいと思う。
先ずは黒山や小荒路の地理的位置を概略地図で把握を願いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/7f/d5de1248cf02492f596182e776feee86.png)
◆長浜市西浅井町黒山には二体仏があるのか?
長浜市西浅井町黒山の東には写真の様な立派な磨崖仏が存在
する。一石に二体の仏像を刻んだ見事なもので、何故か牧歌
的な長野県の二体同祖神を連想させる柔和な表情でもある。
かって万字坂を西近江から湖北湖東に向かう旅人の心を安堵
させる心のよりどころであったと推測される。つまり交通の
要衝である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/dd/cb041055d502881003dd3ff2bda396c1.jpg)
◆黒山の石仏群に至る。
なんとも魅力的な案内版であろうか?路傍に整列された石造
美術の数々には真に圧倒される。摩訶不可思議な旅情を誘う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/15/2c264354c6a86dabe33a6eabe0b8d543.jpg)
◆夏の余韻の残光を浴びた令和元年9月のシイの木のようす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/58/d5171b670e95ba6edc53d6eb975cd821.jpg)
◆その樹齢は1000年をはかりこの黒山の地が1000年来続く
剣熊に関連する交通の要衝だった事を如実に物語っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/d7/9498323fdbf125038eed52f4eea1d28e.jpg)
◆黒山石仏群を見る。
宝塔のなかに二体仏を認める事が出来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5b/5aeb8ca60fb3e347563cda3f0b2637c0.jpg)
◆ここにも二体仏が顔をのぞかしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/df/c41fb8acdc45b658181e9f5721eac6f4.jpg)
◆あるある、ここにも二体仏がある。お顔は丸く真に柔和だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/bf/7c6b7ead97cce6a0d297bebef6e519bf.jpg)
◆あるある、またある!赤い前掛けのペアルックが可愛い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/41/ff8f0f6ed6a6c2f17f97ff65e9a70490.jpg)
◆おっととと!あれもこれも二体仏かいな!?ここは長野か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/33/2f8e502c359e5558686840802fba3d48.jpg)
◆あれまあ~ここにもシックな二体仏!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/2d/db169110292fbc6aeeb308bb24027823.jpg)
◆我はうみの子白波の 伊香4育ちの生粋の伊香郡人だ!
伊香郡黒山の二体仏 はやりはやって黒山のひとだかり!
◆今度は高島市小荒路そして浦の集落に向かう剣熊の地だ!
高島郡の山間部なのに浦の集落名が卜部氏などを想像する。
そう言えば長浜市西浅井町も元と言えば古く浅井郡なのだ。
菅浦や大浦と言う地名にも浦を強く連想させる地名ではある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/34/631d6e4e9cf3e7d53b96ff6cae616ab2.jpg)
◆高島市マキノ町
浦に到着した。
西北に遠く明王の禿「みようおうのはげ」と呼ばれる岩肌
荒々しく荘厳に雄々しく山脈が聳え、まるで同祖神の本場
長野に行っているような錯覚を覚える。これがマキノ旅情
の真髄と言うものか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/9c/aede7ef7b2314439910cb455da6b27a2.jpg)
◆明王の禿「みようおうのはげ」にはかって過去に明王の
小祠が存在したとも言われるが?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8c/65106cb1bf39db88338372a2a903b81c.jpg)
◆高島市マキノ町浦を訪問する。
山裾の道を行けば明王の石造と思われる
なんと小祠には不思議な石造物が祀られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/9c/be73d85263eb884b0fdf81e73f9107e6.jpg)
◆よく見ると脇侍や怒髪も観察され驚く!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/dc/3f135b32fd00d9d37b686e80eac10560.jpg)
◆更に道を行くと不思議の石造物がある!
これは凄い!二体仏の3連発ではないか?
一番右の宝珠を思わせる石柱が気になる!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2a/6f18b5225994567730f6cb5282677b4d.jpg)
◆いっか来た道、思い出の道。
メタセコイアの道 大きく成長し
冬のソナタに登場する道にも似て
ヨン様ロート゛とも、人は言う!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c5/bf11d51470d502d2fb3aefbe97e191e2.jpg)
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