▼令和4年から令和5年の御案内チラシ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8b/a91dbf15355b40916af0a628c759f2f4.jpg)
◆長谷川 この投稿は下記の再編集投稿です。
2021/10/13 14:09:41
▼のなみん様「匿名希望」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/53/77c727b4919ae3afe4656b5d87f4e9c3.jpg)
長谷川先生は彦根市西沼波町に住んでおられた
事もあり彦根城や彦根への愛着がよく表現されて
います。彦根城観光は彦根と言う地域にとり必須
の観光ポイントです。彦根城まだ見所が、多数眠
つている事をブログを見ているとよくわかります。
このような姿勢やスタンスは彦根への再訪を呼び
かける、彦根市への「リピーター作りには貢献」
して、おられると思います。以前ブログ「佐和
山城のいくえ」大変な人気を博しておりました。
◆一般様
デープ観光って何ですか?デープ観光の定義は?
◆対談者
一般観光ルートのような軽いサクサクザックリ
した軽いノリじやなくて見学する特定の場所を
より的確に正確かつ学術的にウンチクをも含め
てより詳しく深く丁寧に見学する特化した観光
がデープ観光と呼ばれております。長谷川先生
の場合は学門的生涯学習と定義されていますが
今回の余呉の6箇所の砦見学は織田信長の直属
の部下達、金森長近、不破勝光、徳山秀現や
原彦次郎等の信長の傘下に属した当時のバリ
バリの合戦や築城に関してプロ集団が築城した
珠玉の6砦です。だからその現実のバリバリの
砦を丁寧に見学したいと言うのがデープ見学!
参加される人は当時の砦の土塀の跡がマザマザ
と残っているのを実際に見て驚愕される訳です。
これが正にリアル!現実重視のリアル見学会。
▼過去のチラシです注意して下さい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f3/1bd36e426280473bf17f9c4dbc8c242e.jpg)
▼彦根城 内堀 中堀 横矢めぐり▼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7e/83a194eb96c2d47817ffd056a763e82f.jpg)
◆一般様
彦根城の観光や城観光の深さ彦根城の観光
通の人々の彦根城見学の仕方が一味違う事
を痛感再認識したわ、やはり彦根松原側か
ら彦根城が設計されてる事は人生で一度も
教えられた事のない衝撃的な内容でしたよ!
◆みんな
ちよっと待ってよ!教えられた事聞いた事
は本当は二流で二次的な物じやないのです
か?試験に合格する優等生と新しい事発見
開発する研究者とは前者は事務的で後者は
考察研究気付き型のタイプの人間と言える。
例えばね!図書館の本を全て丸写し複写し
会話したり新聞記事を丸暗記して朝礼で引
用して所詮は「丸写し」「丸暗記」ですわ。
そう言う事はコピー機複写模倣人間ですよ。
人間は考える葦である。考える考察するか
ら人類は発名し発見し社会発展して来たの
我々「みんな」は長谷川先生と城址に行っ
も常に城址を熱心に見て考察して勉強する。
これからの時代は深いデープ観光の時代よ!
深堀の時代へ移行すると思われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/27/dd7a05c0b9c40756fb3594afcd218909.jpg)
◆反論者
くだらないバカバカしい投稿誰が見るか?
◆長谷川
くだらない記事と思わないで下さい!
城郭見学にとり「あなどり」軽視精神
が城址を見学する時の最大の致命傷に
なります。今回の記事は城址見学する
人の資質の問題です。どこに試験が潜
んでいるのか最後に解ります。これに
合格した人は100点軽視して侮った人
は中世城郭遺跡の見学においても欠点
でしょう。
現在の彦根城の内堀と中堀に設定されて
いる横矢掛かりを順次見学して行きます
先ずは中堀でいろは松の南にある横矢を
見学しましよう。いろは松、に見とれて
つい、見逃してしまう隅櫓台の遺構です。
▼ ★東から見ると天守は小さく▼見える
是は天守が南北から見て栄える南北栄えだからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c9/1ab9e397acff1f90726d8cb00f89bac6.jpg)
堀際に近ずくと明確に今も残っています。
この櫓は佐和口門に侵攻する外敵に向け
追い矢つまり背後から射撃する構造です。
▼佐和口に侵攻する外敵の背中を攻撃。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/2f/e42b7f313fe8e0888cf46ca53fe0a06a.jpg)
▲いろは松自体は元来佐和口や天守閣を
敵から見透かされないようにする為の
翳「カザシの植え物」だったのでしょう。
▲目隠し/遮蔽用
佐和口門に入門する前に必ず気を付けたい
横矢は佐和口多門櫓がわざと故意にずらせ
て横矢を二重に設定している用意周到さに
注意しましよう。石垣の下には、犬走りも
観察する事が出来ます。これ見逃したら
城見学ではなく、城旅行と言う事ですね。
▼佐和口に侵攻する外敵に横矢で狙い打ち!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/11/e8a475bbb32062f83526231216a38736.jpg)
さて馬屋や表御殿の土塁を見学するのも
良いのですが、鐘の丸から降り降り降る
登塀石垣や竪堀も是非とも見学致します。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/69/83d875a60773ab84cc084370ddc44729.jpg)
▲よく鐘の丸の石垣を観察すると「しのぎ積み」
と言う鈍角な石垣技巧が伺えます。中世城郭で
は野洲の小堤山城にも「しのぎ積み」が残って
います。勿論安土城天主台の隅石にも残ります。
▼近江篠原、小堤山城の「しのぎ積み石垣」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/e4/134527d53b17033523fb6e0d9a993c91.jpg)
▼彦根城鐘の丸「竪堀」と「登り石垣」「登り塀の跡」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/43/26fc7c683343d06c83656ef1bf77f174.jpg)
表門枡形横にある一重櫓台の横矢もあり
鉢巻石垣腰巻石垣も是非見学しましょう。
とくに表御殿門枡形に続く橋脚は故意に
斜めに架橋されています。これは表御殿
の土居から横矢を掛ける為と思われます。
橋脚の橋詰の下の橋台の石垣も観察しま
しよう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5d/4559a8713fc1b0aa8d7dcccf882ecef2.jpg)
鐘之丸は特に堅固に作られており内堀
には横矢の石垣が見事にギザギサ屏風
の様に配置されています。腰巻石垣と
鉢巻石垣と連続横矢を取り入れた見事
な彦根城第一の要害とも言えましょう。
写真に写っている石垣の上にも空堀や
さらに石垣を堅固に構えて二重三重の
要害を構えている様子が理解できます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4b/779939f52036c38a47fedafe0854dee3.jpg)
鐘之丸南にある屏風折れ状の横矢
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/34/9a85a5df104d568ada0f98d01476ce6c.jpg)
鐘之丸南にある横矢と腰巻石垣
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/79/9e4785943c8cce0eb6b07419617f7fcf.jpg)
暫く行くと大手門の橋と大手門口石垣
が見えてきます。橋脚に侵入する外敵
に横矢を掛ける為の堅固な多聞櫓石垣
も橋の向うに左手に見えます。橋の右
にも横矢も含めた石垣も見えます。橋
脚の橋詰の下の橋台の石垣もキッチリ
と観察しましましよう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e6/3a2d413ade7435c9326a15899e1a34e1.jpg)
大手門の左の多聞櫓石垣の裾には犬走
も見えますし右端には横矢も見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b0/35504191eb9ef532874db5cc400109df.jpg)
さて大手門枡形の北上には鐘之丸主郭
が聳えて見え、画面左には登り塀石垣
その右に竪堀を観察する事が出来ます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f2/2d9ab5ec27a157ba31307aa9148235c3.jpg)
私が現在歩いている場所は彦根城
の山城部の南裾を歩いています。
さてこの辺で山崎丸三重櫓、天守閣、
そして太鼓丸天秤櫓も仰ぎ見て見学
しましょう。これらの役目が彦根城
の南から見て栄えて見えるという事
はこの城が南、つまり西国「残存豊臣
勢力」に向けて威厳と威嚇を標すよう
な縄張りになっている事を暗示してい
ます。
▼西の丸三重櫓 ★これは天守級の立派な櫓。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/15/7dfc0c70ad03159c20298bea36890b72.jpg)
▼本丸天守閣 真南から望む天守閣は荘厳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d9/7b1e50aa62e70acf753b73afac624d20.jpg)
▼太鼓丸天秤櫓 ★双頭の櫓が力強く映えてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f1/3dda55ba85426f5718b24509170fee28.jpg)
さて私は内堀の南から山崎郭の南へ
と至り、山崎丸南の横矢を撮影して
います。この辺民家もあり私有地へ
の踏込は常識として避けて下さい。
▼山崎郭南の横矢
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/2f/3c294cc8b8bb62c59849351c370c3b2a.jpg)
さて今度は中堀の南へと進路を変えて
順次、横矢を観察したいと思います。
▼これは横矢折れです。石垣裾の犬走も注文。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e4/ee53a13f8c3000b1a97a4a3a263f2a46.jpg)
▼これは櫓と横矢が右にあります。犬走りも
緻密な本当に良い仕事しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/83/c720f55d0bb89d2085916bdab4460a29.jpg)
▼これ京橋口門口渡橋を狙う厳しい順横矢です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/3d/b7d8baf67821e818c73a1c61b9f02cb4.jpg)
▼これは京橋からシャトレーゼさん
方面を撮影したもの横矢があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/be/75263238e0d754b6921d08eeec73534f.jpg)
▼はっきりと中堀の隅櫓台が見えて
来ました。このあたりは彦根東高の
東南に該当致します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b2/a121a3c9745f196682974f86ba6dc1a7.jpg)
▼このあたり聖ヨゼフ幼稚園のあたり
彦根東高校の東側に相当する横矢見事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/8e/8ec6bfbc12d923e0f53ce5199f03d138.jpg)
▼大分歩きました。再び元の佐和口門
へと戻ります。そして今度は城山の北
の内堀にある石垣の横矢を見学します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/8c/da0ddbbf95a04c0f51a57301ae399a5c.jpg)
▼表御殿の北にある門跡の石垣を観察
します。あります、あります、微細な
横矢三尺石垣がづれて神経質に横矢を
作っています。見落と▼さないで下さ
い。本当に繊細な良い築城しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e4/766bfcb62e83ff9479639e48a4883502.jpg)
▼さらに城山の北裾の内堀を歩きます。
黒門口の石垣が見えて来ました。これ
も順横矢と呼ばれる敵の左側面を突く
横矢です。残ってます、残ってます。
現代の黒門口は土橋になっていますが
明治の古写真では架橋になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/63/aacfbc4c31d1e412410e525f7172e40b.jpg)
▼更に内堀を山崎郭に向けて進みます。
あります順横矢です犬走りも見逃さず
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/76/1a9e9fef0531fac9026670ff211f8667.jpg)
▼更に更に山崎郭「西」方向に進みます。
あります。あります。順横矢ですね!
ここも犬走り見逃してほしくないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/2e/f31e8af890aea03a3414b02726f95804.jpg)
▼更に更に更に山崎郭の西面に到着する
とかってここには三重櫓が存在したと
される場所です。その櫓は長浜城天守
だったとも伝承されます。おきな櫓台
で石垣も堅牢です。木俣土佐守が普段
生活していた、土佐殿郭とも呼ばれて
いました。彦根藩において木俣土佐守
は西の丸三重櫓や山崎丸三重櫓も管理
していましたので木俣土佐は実質大名
級と言えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0e/9915cf6d3cca973e4726f2807fd93bbe.jpg)
▼横矢の掛かる大きな櫓です。いやこれは
もう天守級の堅牢な石垣で固めた櫓台です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d2/33577a71937f248b76d5a1206a798a64.jpg)
▼今度は珍しく金亀園、玄宮園の方に回り
横矢を撮影してみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/61/93da616a544f3875c25bddaf71cb10e8.jpg)
本日の私の横矢遠足は12813歩でした。
距離は8.9Kmです。おなか空きました。
また城見学の御仲間の皆様と会える日が来
る事を楽しみにしてます。その節は宜しく。
そして全く出会った事のない新しい御仲間
と楽しく語れる機会がある事も希望します。
以上 歴史城郭研究家 長谷川博美
さてさて最後にあなたに質問します今回の
記事でどの写真に貴方は興味を感じました?
▼これや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/11/e8a475bbb32062f83526231216a38736.jpg)
▼これや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/83/c720f55d0bb89d2085916bdab4460a29.jpg)
▼これや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/63/aacfbc4c31d1e412410e525f7172e40b.jpg)
▼これと言われる人は?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e4/766bfcb62e83ff9479639e48a4883502.jpg)
以上写真に興味を感じたら貴方は中世城郭
研究家として近世城郭研究家として超一流
興味を強く感じた城址見学愛好家様も一流
▼安土城八角平
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e8/f5b734721befda7eeeaf47b9d7d2f391.jpg)
▼観音寺城 伝布施淡路丸
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/68/b8feb660779a667e48bed72159fc1034.jpg)
▼佐々木六角方 和田山城
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2b/168219f6840ee984c6d0480a01dceafd.jpg)
それに対して何だ!それくらい
くだらない,些細な事を言うと
思われ反発された人の心の中は
見なくてよい、省略してよいと
言う、倦怠の心が潜んでいます。
世の中に省略して良いと言われ
簡単に軽薄に従う人の多い事か?
自動車教習所で本当に良い先生
とは!踏切で、十字路で本当に
安全確認した人を合格とします!
この記事を読んで不快に感じる人
は城址を見る人ではなく観光の人
と思います。城址観光も城址見学
も互いを理解し仲良くしましょう!
時々中世城郭には絶対微細な横矢
など無いと言い張る人がおられて
その言にハイハイその通りと合点
する人の何と多い事か長谷川自身
が城址を詳細に見る人間ではなく
元々城址は繊細に作られている事
を認識してください。令和はもう
ブラウン管でもハイビジョンでも
ない。それ以上の繊細な画像社会。
とくに後半を是非
読んでみて下さい
初心者 長谷川
専門的な知識など皆無ですが、築城時の石垣を見るのが好き。
うら若き頃(笑)、石垣を見て何が面白いのと友人たちに笑われましたが、でも「良い」んですよね。
何がどうなんて言えないけど、石の表面を撫でていると、そこに展開された物語を語り掛けてくるような気がして。
そう言うと、友人から「変な奴」認定されました(笑)