城郭素直に率直に純粋に見学する心掛け!
対談者
令和2年8月22日臨湖で長谷川先生の城郭ビスタ論
を拝聴して強烈なショツクを受けました。城郭を
見るとは如何なる事なのか!その視点城郭見学の
根本を考え直す意義を再度考えました。
一般者
そんな事どうでも良い事でしょう!城址を訪れる
事が昨今大流行している事で城郭の設計などには
全く世俗や大衆は興味を持っていないんですよ!
長谷川
大企業の工場でも一万分の1や10万分の不良品を発見
されるのは工場の経営者や幹部職員様ではありませんよ!
女性検査員やよく気が付くひとが重大な発見をされます。
余呉城郭研究会の宮本さんが甲斐武田勝頼の新府城馬出
に定規で縄張り線を入れられておられいて大変な事です。
一般者
何が素晴らしいの!なにが一体優れていと言えますか!
長谷川
これが解らない様では城郭研究家や城址見学者として
の資格は全く無いですよ。 物事や事物の本質を城郭の
設計縄張りを理解してないと思います。
対談者/
私は8/22のビスタ講演が終了してから家庭に帰って
テーブルに二本の橋を並べてよくよく冷静に考えた!
一般者
そんな事どうでも良い事!城の縄張りと箸は関係無い!
対談者
私は純粋な心を持っている平凡な主婦です。2本の箸を
並べて食卓で考えてみる事にしました。解った!大悟し
ました。大きく物事の本質を悟りました!人間の使う
箸は丸箸や割り箸や塗箸が存在します。しかもそれぞれ
設計され加工されて市場や一般家庭へと販売されてます。
一般者
そんな事どうでも良い事!城の縄張りと箸は関係無い!
対談者
長谷川先生の城郭ビスタ論に感銘したり驚かない
人々は事物の本質を日頃から観察していないわ!
日本の箸は、丸箸や割り箸や塗箸が存在します。
それらは設計されて用途に合わせて作られてる。
箸の根本は太く、箸先は細く設計設定される事、
日本人は日常茶飯事に様々な箸を使い分けてる。
単純に日常生活で箸の設計に気付きさとる事や
単純な城址見学で城郭の土塁の巾の違いに気付き
そこには設計や縄張り気付く事です。
長谷川
そうですね。甲斐の武田勝頼の新府城の図を見て
土塁の巾が全て同じ幅の同一規格だと自分の脳内
で早合点してしまい、土塁先端と根本の巾が違う
事に城址見学や城址研究をする事を深く慎重には
考えていない。どう?縄張り線が城址に通過して
土塁の巾が企画され施工されているか考える事を
忘れているのです。初心者宮本さんが新府城図に
定規で線を入れている事は、真剣にワンランク上
の城郭研究を自然にされていると言えます。単純
素朴な事に気付かず城郭探訪続けている人の見落
しは必ず発生します。数多く城址見学で見落とし
てきた人の城郭概念はやがて自信から驕慢の心へ
と移行して、初心に立ち返って城址を見学しなく
なる事もあるのです。城の見学とは?城の構造を
侮る、形骸化させる、パターン化させる事でなく
如何に現場の城址を冷静に謙虚に見学するかです。
対談者
人間の食通は丸箸や割り箸や塗箸を知らない人
はいないでしょう。しかし城郭通と号して物事の
本質城址の形状を自分は城郭通だと豪語、見ない
人は今一度!自分が城址探訪趣味なのか城郭遺跡
見学者なのか今一度冷静に自己分析すべきかと時
に思う。俺は城郭の事に詳しいと豪語した瞬間に
人間とは城址見学の奥の細道の急壁を滑り落ちる。
長谷川
驕慢や不遜は学門する人の精神性には不要な事、
プライドと言う言葉は本来、自慢や自慢とは関係
のない謙虚で冷静な精神性を言うのではないの?
そう言う意味で、城な学びとは万年初心者の事。