三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

人の命 JR福知山線

2005年04月27日 14時16分39秒 | 教育 
JR 昔は国鉄と言った。
国は国鉄の赤字を問題にし、民営にしようとした。
やったことは、人減らし、合理化、リストラ、労働組合つぶしなどなど。
そして民営となった。このとき財界は美味しい部分だけのぶんどり合戦をやった。
地方の国民の足である国鉄はずたずたにされた。
一部の自治体は第三セクターなど立ち上げ、国民の足を確保しようとした。
最初の大惨事は信楽高原鉄道であった。
そしてJR福知山線。

そもそも、国民のライフラインたる公共輸送を政府が税金で確保するのは当然のことである。
赤字が恐ければ税金の使い方としては、もっと切り捨てなければならない部分があったはずだ。勿論今もある。
そして民営化された元国鉄は営利至上主義の会社となり、徹底した労務管理を行っている。
列車を遅延させるようなことがあれば、到底、指導、教育、懲罰とは呼べないような凄まじいリンチが待っている。
草むしりをさせる。「辞めます」という一札をとる。就業規則を書き写させる。罰金を取る。
これで運転の技能が上達するというのか。
かつて列車には、機関士、機関助士、など複数の労働者が運転室にいた。車掌も複数乗っていた。
今は、ワンマンカーに、駅は無人、さらに保線の手抜き。
これらの問題と今度の大惨事が関係ないとは言わせないぞ!!!

今後も国民を大惨事の人身御供にし、かつて国民の財産であった国鉄(国民の鉄道)を営利の追求の道具としてのみ使い続けるのか。民営の会社などと言ってるが国策として作り上げた会社である。
責任は政府にある。