三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

書店に異変が

2005年04月13日 20時15分25秒 | 教育 
県下で最も大きいといわれる書店になんとなく立ち寄ってうろうろと立ち読みなどして、ノンフィクションのコーナーまで来た。
平積みにされたハードカバーの書物を見て愕然とする。
渡部昇一、伊沢元彦、西部邁、西尾幹二、八木秀次、藤岡信勝、石原慎太郎、等々の本がいっい。
おまけに亡霊の如く山本七平まで。
政財界や右翼的マスコミの庇護を受けているのだろうが、ここに来て一挙にいままではキワモノ的にしか見られていなかった連中がどうも認知されてしまったような雰囲気である。
いわゆる「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」などと歴史を改竄する教育を提唱している人物、ファシストというほかない人物等である。
注目すべきは、山本七平などというかつて「イザヤ・ベンダサン」なるニセユダヤ人を騙って、嘘八百のユダヤ人論を展開した詐欺師まで、また持ち出したことである。すでに死亡しているが、生前の未発表原稿なのだそうだ。「山本七平の日本の歴史」という本である。神学者浅見定雄氏などによってその欺瞞を徹底的に、完膚無きまでに叩かれ、あばかれながら、まとまな反論もできずに終わった人物である。こんな人物まで利用して嘘の歴史を国民に振りまく悪質きわまる陰謀が見え見えである。
いままで学校で発達段階に応じ、工夫され、真実にもとづいて行われてきた歴史教育を「自虐史観」という造語で攻撃し、とうとう、文科省は彼らのいう「新しい歴史教科書」なるものを検定に合格させてしまった。
こういう者に追随する者、バックアップする者が認知されはじめた。
まさに「憂うべき教科書問題」を我々の側から提起しなければならなくなった。
これと憲法改悪が企まれていることと当然関係があると見るのが自然だろう。
今の状況は危険である。

竹秋

2005年04月11日 09時38分50秒 | 教育 
4月 周囲はしたたるような新緑、竹が枯れたように葉が黄ばんできます。
古い葉が落ちて新しい葉と交替するのです。
竹秋あるいは竹の秋といって春(晩春・4月)の季語です。

  夕風の吹くともなしに竹の秋   永井 荷風

「非国民」

2005年04月10日 06時27分41秒 | 教育 
「非国民」
かつて「大日本帝国憲法」の下で、国を挙げて行われた侵略戦争に、異議を唱えたり、反対する者は、「非国民」と呼ばれ、投獄され、拷問を受け、虐殺された。
国民を、世界の人々を、塗炭の苦しみに追いやった戦争の惨禍を繰り返さないことを誓って、日本国憲法は制定された。
その重要な柱の一つは、第九条に規定される平和主義であり、日本の国是である。その国是に逆らい、憲法を改悪し、再び戦争への道を開く可能性をつくるような主張は、「非国民」の誹りをまぬがれないのではないか。
こんな言葉は使いたくはないが「非国民」よ、去れ。

日本国憲法を変えさせるな

2005年04月09日 16時09分01秒 | 教育 
衆議院憲法調査会(11月11日)公述から(抜粋)
▼当時、私は日本国憲法を翻訳調の不思議な日本語で書かれた憲法であると感じていたが、交付されてから50数年を経て、憲法が普通の言葉となっていった。そして、憲法の言葉を自分の言葉として多くの国民が育ち、言葉だけでなく、実は日本自身も変わったのである。国と憲法が相互に影響しながら、今日の我が国があり、今日の憲法があると感じている。
日本国憲法は公布以来、その努めをよく果たしてきた。我が国は、この憲法があったおかげで発展できた。  宮澤喜一・元首相       


▼憲法は、政治・経済・社会にすっかり定着し、この憲法があったからこそ、ここ六十年間の日本があった。その意味で、現行憲法を素直に評価すべきである。特に、国民主権、基本的人権、戦争放棄の平和理念の三原則を否定する論拠は見あたらない。私は、憲法調査会の論点整理として、三原則の堅持を国民に向かって表明してほしい。  武村正義・元蔵相
                 

元自民党内閣の中枢にいた人物らがこう言っている。

今の政治の中枢にいるおそろしく無能で、鉄面皮の自民党、公明党および自民党的政治屋に、我が国の根幹に関わる憲法を勝手にいじらせてよいのか。 




憲法を変えてはいけない

2005年04月08日 11時24分03秒 | 教育 
憲法を変えさせるな
憲法を変えるためには国民投票を経なければならない。これは誰でも知っている。
憲法96条は、国会の各議院の総議員の三分の二以上による発議と国民投票の過半数の賛成によって変えることができるとなっている。
しかし、憲法を変えるための国民投票とはどうするのか。具体的にはまだない。
そこで、与党自民党と公明党は、憲法「改正」のための国民投票法案を合意、今通常国会への提出にむけ、民主党とも協議しているという。
これははっきり言ってとてもヤバイ話である。

国民投票があるからそうそう憲法は変えられないだろうと思っていませんか。

過半数というのは何を基礎数とするのか。有権者の過半数か、投票総数の過半数か、有権者とはどういう人か。
こういったことは、国会が決める。与党と、野党ではあっても限りなく自民党的な政党をあわせると、好き放題の国民投票法案ができる。

法学者、丹羽 徹氏(大阪経済法科大学教授)がある新聞によせた小論の一部を引用させていただくと、
「与党合意で示された国民投票法案の骨子には様々な問題があるが、一点だけ指摘しておきたい。投票にあたって、一括方式を採用しようとしていることである。『9条は変えたくないが、環境権などの新しい権利を憲法に明記するのは賛成である』人は、一括方式だと、賛成であれ反対であれ、みずからの意志と一致しない投票を強制される。新しい権利は、9条改悪に反対の人の一部が改正賛成に回る可能性を持っているといったオブラートの役割を果たすことになる」

様々なオブラートを用意してくるのではないか。
日本の未来や国民の生活などには目を向けようとしない陰謀と策略だけには長けた連中がすることです。
危険な状況です。
誰が何を、何党が何をしているのか、言っているのか。良く監視し、良く覚えておきましょう。
日本の、未来の日本人のために責任を負う今を生きる者として。

日本国憲法を替えたいと思ってるのは誰

2005年04月07日 17時05分46秒 | 教育 
憲法をなぜ変えなければならないのか
現憲法のどこがよくないのですか
現憲法は、平和主義、国民主権、基本的人権が柱です。この三つの柱は日本人にとってかけがえのないものだと思うのですが。
私たち国民、庶民、労働者にとって今の日本国憲法を替えるとどういうふうに良くなるのですか。
今のままでいいではありませんか。この理念をもっと発展させて世界中に広めていく、これが日本の役割ではないですか。
平和主義が邪魔な人、国民主権では困る人、基本的人権をすべての人に保障したくないと思っている人がいるのです。
そういう人たちが日本国憲法を改悪しようとしているのです。
よく観察していましょう。

ゆきやなぎ

2005年04月06日 12時40分04秒 | 教育 
ゆきやなぎとはよくぞ名付けたり、満開です。
これほど見事にそろって咲くのはめずらしいと思う。
どこを見ても春がいっぱい。
しかし、新聞などを見てるとすぐにでも冬の時代が来そうな政情ではあります。
負けませんよ。国民だっていつまでも馬鹿にされっぱなしではいませんからね。

なんで民営化やねん

2005年04月05日 15時52分23秒 | 教育 
郵政事業を民営化したら誰が得するのか、誰が損するのか、誰か教えてくれ。
今のままやったらどこが具合わるいねん。国民にとってなんか良くないことがあるのか。
小泉政府は、郵政民営化法案の骨子を4日決定したそうですが、なぜ、民営化しなければならないのか、さっぱりわからん。郵政4事業は、日本の隅々までネットワークを張り巡らし、全国一律のサービスを提供している大切な事業です。すべての市町村に郵便局を設置できたのはわずか11年前のことだそうです。郵政事業には、税金は一円も使ってないのです。この全国網を投げ捨て、なぜ民営化するのか。民間企業が、もうからへんと思ったらその事業から撤退するというのは当たり前の事で、見え見えやないですか。法案骨子では「(全国に)郵便局を設置することを義務づける」と書いてますが、撤退しないという保障は絶対にない。
今、すでにできてるのに、なぜ民間にやり直させるのか、むちゃくちゃです。そして、民間の会社が赤字になった時のために一兆円の基金をつくっとくそうやけど、それは誰の金や。
すべて小泉の、「改革」のためのつじつま合わせにすぎないのです。
誰が、こんな奴を首相にしたんや!
と、怒っても天に唾するようなものですけどね。次第に絶望感にとらわれてきます。

えらい国に住んでますね。我々は。ええ加減にこんなことを続けるのは止めませんか。

やるんやったら、警察やら、国税庁やらみな民営化したらどうや。民間やったら犯人捕まえるのも必死でやるで。税金もきっちりとってくるで。
と、いうような論理はどうですか。

今年の春

2005年04月04日 10時25分52秒 | 教育 
手前がこぶし、左下があんず、奥に咲いているのがすもも、一度にこういうふうに咲くのは珍しい。桜がやっと七分咲きぐらい。
例年だと、梅が終わるとこぶし、あんずが咲き、桜が散ってから、すももという順番になる。
たけのこの出が悪い。
今年になって、突然、花粉症の症状が出はじめた。花粉症などと何を軟弱なことをと思っていたが、これはたいへんしんどい病気、抗ヒスタミン剤をのむと、効くようだが副作用もある。
軒下まで杉の木があるようなところで住んでいながら情けない。
とまあ、ぼやきながらの春です。

「ドラえもん」

2005年04月03日 08時40分06秒 | 教育 
4月から、「ドラえもん」の各キャラクターの声優が大山のぶ代氏をはじめ、みんな替わるそうで、新しい声優紹介や、アニメ「ドラえもん」をあらためて紹介するニュースをやっていました。
その中で発見をしたのですが、ドラえもんの誕生日が、2112年9月3日なのだそうです。
思わず「ばんざい!」と叫んでいました。私の誕生日が1939年9月3日です。
私より、173年後に生まれた「子守用猫型ロボット」というわけです。
別に好んでこのアニメを見ていたわけではないのですが、のび太やジャイアン、スネ夫と言ったキャラクターや、「どこでもドア」「たけコプター」ぐらいは知ってます。
息子がぼろぼろになった単行本「ドラえもん」を大事にしていたのを思い出します。
大山のぶ代氏があるインタビューで語っていますが、このアニメは汚い言葉を一切使わないというポリシーでつくられているそうで、子どもたちが喜んで見る番組としては最も大事なことだと思います。長く続いてほしいものです。
私としては、このブログで、許せないと思うことに対しては、悪口雑言、罵詈讒謗、悪態、汚い言葉のつかい放題ですので若干忸怩たるものがありますが。

ということで昨日はこの発見と、阪神が大勝するというたいへんうれしい日でありました。

懲りずに挑戦してほしい 高齢者登山

2005年04月02日 10時56分41秒 | 教育 
4月1日毎日新聞社説

高齢者遭難騒ぎ 懲りずに挑戦してほしい

「秋田・岩手県境の乳頭山で一時消息を絶った60歳代、70歳代の登山愛好家グループ43人が、無事に下山した。吹雪に見舞われた山中で、「青い山脈や」や「高校三年生」、石原裕次郎や美空ひばりのヒット曲を合唱したり、おしくらまんじゅうをして寒さをしのぎ、一夜を過ごしたという。落ち着いたものだ。遭難の心配が杞憂に終わって何よりだった。一行が冬山を甘く見た面は否めない。ベテランが多いならなおさら周囲に心配をかけないよう配慮して欲しかった。
だが、「年寄りの冷や水」といった観点で評することは厳に戒めたい。登山で予定が狂うのは珍しくはないし、計画にこだわって吹雪の中を歩き回っていれば、かえって大事に至っていたかも知れない。中高年の登山は危険で遭難も増えているとの論法も見当違いだ。若者の登山者が減ったので、高齢者の遭難が目立つだけだ。もちろん年相応の体力、気力の低下を自覚してもらうとしても、お年寄りが山に登ること自体を非難がましく言うのは暴論である。今回を一つの教訓として、元気なお年寄りは懲りることなく、遠慮もせず、存分に山を目指せばいい。登山はむしろ高齢者に向いているのかも知れない。若い時は無理な計画を立てがちだし、先を急ぐあまり大自然の荘厳さや足元の草花の可憐さを見失うこともある。その点時間がたっぷりあるお年寄りなら、余裕を持って山に親しむことができる。人生経験を積んだ分、味わいも格別だろう。・・・以下略・・・」


2004年10月20日兵庫県円山川堤防決壊 観光バスが水没、バスの屋根で一夜を歌を歌って励まし合った高齢者がいた事を思い出す。
ええぞ! 高齢者! 懲りずに挑戦!

つくしだれの子

2005年04月01日 08時21分47秒 | 教育 
つくしだれの子
以前に炒りつくしのつくりかたを書きましたが、
散歩やハイキングの途中こういうところに出会うこともあるかも知れません。
つくしがいっぱいです。
これは果樹園の一角ですが、
実は、スギナの類は相当強力な除草剤を撒いても効かないのです。
他の草は枯れてもスギナ、つくしはどんどん生えてきます。
写真のようなところは除草剤を浴びていると言っていいでしょう。
食べない方がいいかも知れません。
春が来たんだなあ。という観賞用です。
農業従事者も高齢化して、雑草との戦いは大変なんですね。