ヒグラシが悲しげに聞こえるのは、どうしてだろう。
薄暗くなりつつある中、カナカナカナと1匹が鳴けば。これに応えるように、別の場所からカナカナカナと聞こえてくる。この掛け合いが哀愁を感じさせ、そしてやだんだん暗がりを増す風景が、悲しげな雰囲気を醸し出すのだろう。
そんなヒグラシだが、この日は違った。
朝、愛犬の散歩をしていると、道路を横切る虫がいた。愛犬が臭いをかぐ。
パクリとやられた困るので、引き離す。その前に臭いをかいで興味を失ったみたいではあった。引き離す必要はなかったかもしれない。
その虫は何とセミの幼虫。こんな遅い時間に、何で道路を横断しているのか。
大きさや色合いから判断すると、ヒグラシの幼虫のようだ。
だいたい普通、この時間・・朝の6時20分だが、セミが羽化するとすれば、幼虫の背中を割って出て、羽や体を乾かし、固くしている時間だ。もう飛び立っていてもおかしくない。
それなのに、道路をまだ横断しているセミ。君は今まで何をしていたのか。
よっぽどよんびり屋か、迂闊な性格なのだろう。あまりにタイミングが遅すぎる。
せかせか歩く姿に、ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」が重なる。
あのアニメでは、せかせか走るウサギについて行ったことで、アリスの冒険が始まるのだった。
私が、このセミについて行ったら、何か不思議な冒険があるのだろうか・・・・いやいや、妄想はやめておこう。
セミの進む先には側溝がある。落ちたら、上がれなくなって、その場で羽化となってしまうかもしれない。その前に車両がくればひかれてしまうかもしれない。
かわいそうなので、この後、つまんで道路脇の杉の木に放した。
木肌をつかんだセミは、また、セカセカと気を登って行った。どこまで上がった事やら。
無事に羽化できたのだろうか。
翌日、近くの道端の草で羽化したセミの抜け殻を見つけた。ヒグラシの殻のようだ。
前日に幼虫が登った杉の木とは違う。別の幼虫が羽化したのだろう。
こちらは、すでに抜け殻しかない。飛び立った後のようだ。時間にはきまじめな幼虫だったようだ。
薄暗くなりつつある中、カナカナカナと1匹が鳴けば。これに応えるように、別の場所からカナカナカナと聞こえてくる。この掛け合いが哀愁を感じさせ、そしてやだんだん暗がりを増す風景が、悲しげな雰囲気を醸し出すのだろう。
そんなヒグラシだが、この日は違った。
朝、愛犬の散歩をしていると、道路を横切る虫がいた。愛犬が臭いをかぐ。
パクリとやられた困るので、引き離す。その前に臭いをかいで興味を失ったみたいではあった。引き離す必要はなかったかもしれない。
その虫は何とセミの幼虫。こんな遅い時間に、何で道路を横断しているのか。
写真をクリックしていただくと、ユーチューブで、道路を横断する幼虫の動画をご覧いただけます
大きさや色合いから判断すると、ヒグラシの幼虫のようだ。
だいたい普通、この時間・・朝の6時20分だが、セミが羽化するとすれば、幼虫の背中を割って出て、羽や体を乾かし、固くしている時間だ。もう飛び立っていてもおかしくない。
それなのに、道路をまだ横断しているセミ。君は今まで何をしていたのか。
よっぽどよんびり屋か、迂闊な性格なのだろう。あまりにタイミングが遅すぎる。
せかせか歩く姿に、ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」が重なる。
あのアニメでは、せかせか走るウサギについて行ったことで、アリスの冒険が始まるのだった。
私が、このセミについて行ったら、何か不思議な冒険があるのだろうか・・・・いやいや、妄想はやめておこう。
セミの進む先には側溝がある。落ちたら、上がれなくなって、その場で羽化となってしまうかもしれない。その前に車両がくればひかれてしまうかもしれない。
かわいそうなので、この後、つまんで道路脇の杉の木に放した。
木肌をつかんだセミは、また、セカセカと気を登って行った。どこまで上がった事やら。
無事に羽化できたのだろうか。
翌日、近くの道端の草で羽化したセミの抜け殻を見つけた。ヒグラシの殻のようだ。
前日に幼虫が登った杉の木とは違う。別の幼虫が羽化したのだろう。
こちらは、すでに抜け殻しかない。飛び立った後のようだ。時間にはきまじめな幼虫だったようだ。
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