伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

秋・花

2022年09月18日 | 
 青空を背景にしたススキ。
 ああ秋だなーと感じた瞬間だった。
 9月10日の朝のこと。

 この日を前にして、道沿いのミズナラの木にも、クヌギの木にもドングリが青い実を実らせ、クリは緑のイガグリをつけていた。





 秋の実りの準備が進んでいたのだ。
 道の途上でキクイモが花を咲かせた。



 以前、遠野高校家庭クラブが、活動の一環としてこのイモの根っこのデンプンを使ってクッキーを作っていた。真、咲いている花の根っこにも、たっぷりのデンプンが蓄えられているのだろう。

 谷間の休耕田。すでに原野となっている。ここにサクラタデがたくさん花を開く。



 桜のような形と色合いの小さな花。りんとした可愛らしさを見せている。
 サクラタデはタデ(蓼)科の植物。普通に見るタデ類はこんな花。



 これはイヌタデか、ハルタデだと思うが、「蓼食う虫も好き好き」ということわざにもなっているタデのこの花なら、誰でも、普通に、見たことがあると思う。

 サクラタデの一画にヒメシロネ(たぶん)が咲いていた。



 ガマズミの実も色づき、緑の葉っぱの林間部に赤く彩りを添えている。



 一つ一つの花はサクラタデにも似るママコノシリヌグイ。




 つる性の植物だが、そのツルにとげを蓄えている。とげのツルは痛い。これで継子の尻をぬぐうという発想から名前がつけられたという。
 次々に小さな花が開いていく。その花には毎朝小さなヒラタアブが集まってきていて、花を巡っている。

 ハギの花も咲いている。



 これが普通のハギ。他にメドハギ・・



また、ムスビトハギが咲く。




 ヌスビトハギの実は、花の後方にギョウザのような形でぶら下がっている。表面に粘りがあり、いつの間にか衣服等にくっついて自宅まで着いてくる。この様子が、自宅にこっそり忍び込む盗人に例えられたのだろう。

 同じくたぶんこの花の種子も衣服などにひっついてくる。



 ミズヒキ。種にトゲがあって、いつの間にか衣服に付いてくる。散歩中の愛犬にはしょっちゅうひっついている。

 アキノタムラソウが咲き始めた。



 田んぼの雑草のコナギ。



 有機栽培の田んぼにたくさん咲く。花に止っている虫も珍しいような・・。



 沿路に見かけた花を並べてみる。


ツリガネニンジン


センニンソウ


ツルボ


ツルリンドウ



キツリフネソウ


ノアズキ


ノブドウ


ヤブカラシ


ヤマジノホトトギス


 さて、我が家の畑で目に鮮やかな景色。



 緑の葉っぱと赤い実。タカノツメが色鮮やかに実っている。
 花は白のようだ。



 ダイコンの葉にフキバッタがいた。



 葉っぱを食べる害虫なのかな。

 ユリのが咲いた。



 7月に山形県に行った際に、いただいてきた球根を育てたものだ。
 リッパに開花してくれて良かった


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