伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

幻日やハロが見えた。先日は環天頂アークも

2022年09月17日 | 
 ここ1週間、ほぼ毎日、空に光学現象が観測される。12日、13日の遠野和紙・楮保存会の楮畑の草刈り等の際も、空にハロが浮かんだ。
 とにかく、光学現象が出現しやすい環境が整っているようだ。

 今日の空にも雲がかかっていたが、高度が高く薄めの雲だったらしく、太陽の周りに輪っかが見えた。



 雲が減り晴れ間も広がった空を流れる雲に、彩雲も現われた。



 そして太陽が傾くと輝く幻日が浮かんだ。



 幻日は、太陽高度が15度程度の時に現われると記憶している。朝夕に見えるのはそのためだ。

 さて、12日の朝の空に見えた太陽の周りの虹色現象。ハロならまん丸なのだが、楕円形に見える。ハロに外接して発生するタンジェントアークに違いない。これも太陽の高度が低い時に見られる現象らしい。



 13日の夕方近くには環天頂アークが浮かんだ。太陽から45度の角度で、上方に見える虹色の光学現象だ。ほぼ頭の真上、天頂に見える。それで環天頂アークと呼ばれるのだろう。




 透明感があるきれいな虹色だ。

 最近、近所の犬好きの子どもが我が家の愛犬と遊びたくてやってくるようになった。彼が近づいてくると愛犬はワンワンと大騒ぎだ。騒ぎを聞きつけ、玄関から外に出た際に、たまたま見上げた空にこの環天頂アークを見つけた。彼も、その現象に心引かれ、自宅に帰ってお母さんのスマホを借りて写真を撮っていた。上手に撮れ、初めて見た現象に興味も深めていたようだ。

 同じく太陽から45度の角度で離れていて、下方に見えるのは環水平アークと呼ばれる。山並や地平に沿って、ほぼ水平に虹色が浮かぶ。見たことはあるが、過去数回にすぎない。地上に浮かぶ虹は地上に足をつけ半円を描く。これが引き延ばされたようにまっすぐに中空に浮かぶ。魅力的な現象だと思う。また、しっかりと見てみたい。

 環天頂アークが現われたとき、スギの木立の隙間に幻日も見えた。



 さて17日の朝の空には、巻雲が浮かんだ。



 この雲を見て思った。巻雲だけではなく、尾流雲も発生しているのではないだろうか。
 近くに飛行機雲が拡散した雲を見つけたが、この雲から筋を描くように細い雲がたなびいていた。



 尾流雲なのだろう。

 その朝は湿気が高かったらしい。
 林の中では、木の陰に光のシャワーが浮かんだ。



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