伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ニセアカシア セイヨウジュウニヒトエ

2020年05月21日 | 
 何気ない感じで咲く道端のジュウニヒトエ。普通は青紫だが、この花は幾分白っぽいが、その分軽やかさを感じて、好感を強く持てる。

 土を盛ったような場所。その中にタネが潜んでいたのだろう。

 ブンブンとハチの羽音がする。満開のニセアカシアの蜜を狙って、たくさんのハチが群がっている。オオマルハナバチのようである。



 毎年、このハチがやってくるように記憶している。他のハチを見た記憶がない。ハチによって好む花が違うのだろうか。
 もっとも、大きくて黒いハチが目立つためにぱっと見に目につくだけで、他のハチも来ている可能性は否定できないのだが・・。

 ニセアカシアの花は、市役所に向かう途中でもよく目につく。
 もともとアカシアとして海外から持ち込まれ、街路樹をはじめ様々なところに植えられたらしい。湯本の高倉の炭鉱施設の跡地には大きな木がある。かつての常磐炭鉱でも植樹されていたのだろう。

 もともとの名を直訳すると「よく似たアカシア」が名前。それが日本に入ってきた当時、まだアカシアが入っていなかったころから「よく似た」の部分を省略し、単に「アカシア」と呼んでいたらしい。その後、本物の「アカシア」が日本に輸入されるようになったために、名前に「ニセ」がつけられたとか。人間の勝手で偽物とされた「ニセアカシア」はちょっとかわいそうな気がする。ちなみに販売されている「アカシア」の蜂蜜は、実際にはこの「ニセアカシア」の蜂蜜だというから、「スイートアカシア」とか何か別の名前に変更してあげたらいいのに・・。


 フタリシズカの花も白く色づいてきた。



 花弁もガクもない花だが、最初は緑っぽく、だんだん白みを増して成熟してくる。
 ここの一体のフタリシズカは、以前、もっと株が多かったように思う。だんだん数が減っている感がある。
 自然がなせるものか、あるいは盗掘か。
 もし持ち帰っている人がいたら、やはり野に置けの言葉を思い出し、そっとしておいてくれないかな・・。


 ハナイカダは花が終わり、実になった。



 ちょうど林の重なり合う新緑を縫って、光が射しこんできいた。
 この青い実がやがて、黒っぽくなり膨らんでくる。

 この後にはウツギの類が咲き出す。
 コゴメウツギはすでに満開になっているが、ハコネウツギやウツギの花が咲きだす。


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