伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

混群

2022年02月19日 | 
 木の葉が落ちた晩秋から春にかけて、スズメ程度の大きさの小鳥たちが、種を超えて群を作る。分子生物学の福岡伸一教授の著作「生物と無生物のあいだ」だったと思う。当時、散歩のたびに小鳥を見かけ、写真にとっていたことから、新鮮な驚きを感じたものだ。

 小鳥は常に捕食者に狙われる危険性がある。そこで、個体が襲われる危険性を低めるために、種を超えて群を作ると説明していた記憶がある。

 今朝は最初にコゲラを見つけた。よくエナガの群と一緒に移動している姿を見かける。



 枝の陰にいて、写真を撮ることができなかったので、この写真は以前に撮影したものだ(以下お写真も同じ)。

 木の幹をつつきながら、木から木へと渡っていく。
 その先に枝を渡っていく10数羽ほどのエナガが見えた。



 枝を渡り、何かをついばみながら足早に進んでいく。
 コゲラに向けてカメラを構えているその時に、枯れた木々の向こう側に、こちらに向かって同じコースを順番に飛んできて、急角度でUターンして飛び去る3羽のカケスが見えたこと。また、普段は混群に混ざらない、ジョウビタキが近くにいたこと、他にも、確認できなかったが、様々な小鳥がこの付近を飛び交っていたように思う。そう、この場所だけには、音がないざわめきがあったのだ。





 ジョウビタキは縄張り意識が強い小鳥で、このメスは、いつもこの周辺で見かける。ここを縄張りしているようだ。エナガの群は偶然、この時間帯にその縄張りを通り過ぎたのだろうが、朝から、若干の与えてくれる与えてくれた。

 アオジもいた。これも群に加わることはないようだ。





 先がメス、後がオス。

 エナガの群には、ヤマガラやシジュウカラも混ざっていた。





 これにメジロが加われば、だいたい定番の混群のメンバー。今日の群には見つけられなかったのだが。

 先日、シジュウカラの群がいた。まれに見かける。
 その群を見ていると、変わった色の小鳥ヤマガラヤマガラか・・。
 手ぶれとなってしまったが、何とか撮影することができた。



 アトリはこの付近では昨年、1回だけ見かけた。珍しい出会いだ。

 この撮影後、20羽程の群があわてて飛び去った。シジュウカラとアトリ、きっとヤマガラもいたに違いない。

 たくさんの群で見かけるのは、マヒワやカワラヒワだ。
 カワラヒワは自宅の近くでもよく見かけるし、玄関先で餌を食べていることもある。
 自宅近くのケヤキの木によく止っているカワラヒワだ。





 葉がない枯れ木の季節はあと少し。その間にどれだけの野鳥を見ることができるか。
 毎朝の愛犬の散歩での楽しみは続く。


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