伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

遠野和紙・楮保存会となり初・・いや2度目の活動・・暑かった

2022年06月29日 | 遠野町・地域
 セミの初聞きは、朝の愛犬の散歩の時だった。
 ヂーーーーーーーー、ヂーーーーーーーー。時おり音階を変えながら鳴き続けるのはニイニイゼミに違いない。小屋の背後の木立から聞こえてくるようだ。去年の初聞きは7月6日。奇しくも和紙ボランティアの作業日だった。この時は、朝に声を聞き、作業をしたコウゾ畑でも声を聞いていたが、今日は、朝の散歩でしか聞かれなかった。



 朝の空にはハロが浮かんでいた。



 この季節の遠野和紙のボランティア活動は、畑がメイン舞台となる。楮(コウゾ)畑で草を刈り、見つけたコウゾの脇芽をつまみ取り、まっすぐに育ってくれるように手助けをする。その結果、枝の皮が厚く育ってくれれば、和紙の材料となる白皮を、より多く採取することにつながる。



 ただ、この季節は、とにかく暑い。作業中もとにかく暑かった。ニュースを聞いていると、今日、東北南部の梅雨明けが宣言されたらしい。雲のないからりと晴れ上がった空。暑いはずだ。
 ちなみに、今期の梅雨の期間は、とても短かったらしい。梅雨入りが6月15日だから、わずか14日間の梅雨期間。その期間にはほぼ雨がなかった。この夏の水は大丈夫だろうか。

 草刈りは畑を移動しながら行う。昨日は3ヶ所、今日も3ヶ所、1ヶ所1時間弱で、1ヶ所終わったら木陰で休んで、次の畑に向かう繰り返しで、だいたい午前で作業を終わる。ただ、昨日は、トロロアオイの畑で、草取りと間引きをしたので、午後まで作業はかかった。実は、トロロアオイの作業は、昨日が初めて体験した作業だった。しかし、ふかふかの土の畑で草ひきはあまり苦にならない。1時間程で作業を終え、トロロアオイの畝はすっかりきれいになった。

 作業の移動途中で、キアゲハが蜜を吸っていた。花は三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)だが、よほど旨いのか、私の指が、羽から10cm程まで近づいても夢中で蜜を吸っていた。
 ちなみにこの時、協力隊員に、翅の付け根前部の模様がモアっと黒くなっているか、黒いスジ模様になっているかで、ナミアゲハとキアゲハを見分けると説明し、これはたぶんナミアゲハと教えたのだが間違い。モアッと黒くなっているこのチョウはキアゲハだった。後で訂正しておかないと。何年も、何回も調べているのだが、まだ身についていないとは悲しい。

 そして、刈り倒されちゃったかもしれないが、3本のネジバナが道端に咲いていた。



 右巻が2本、加えて左巻が1本。ネジバナには右巻、左巻がある。ネジバナの開花には数日前から気がついていて、どこかに両方の花が並んで咲いていないかなと思って気を付けていたが、さっそく見つけられた。ラッキー。

 作業終了後、空からバタバタバタと音が聞こえてきた。ヘリコプターが飛んでいるようだ。
 やがて西の空に姿を現わした。前後2つのメインローターは、間違いなく大型輸送ヘリのCHー47。飛行方向から考えるに、航空自衛隊の機体ではないだろうか。大滝根山駐屯地を目指しているのかな。



 保存会の会員さんから梅をいただいた。4kgあった。ありがたい。


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