伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

少し遅い春。田人。 / 野の花録

2017年05月02日 | 野の花
 しんぶん赤旗の集金をしながら遠野、田人、勿来をめぐりました。

 その際に見かけた草花や、少しふるいですけど、4月6日、9日の散歩の時に撮った花を掲載します。

 田人では道路脇にオドリコソウの群落を見かけました。昨年より花株が増えているようです。

 でも開花はまだ。数ある株の中からやっと2輪だけ見つけました。



 マムシグサも伸びてきたところ。


 小さい苞(ほう)のマムシグサの脇に、新たな株が茎をのばしていますが、その模様が名前の由来のマムシに似ていることがよく分かります。

 ちなみにこの植物は全身に毒があり、特に球根は強烈らしいので、ぜったい食べないようにと言う注意書きが解説にありました。

 そしてムラサキケマン。

 今がもっとも見頃だ。

 と考えると、どれも遠野より時期が遅い。標高が高い分、春が少し遅いようだ。

 クサノオウもたくさん咲いていた。



 でもどうしてこの花が、“草の王”なんだろう。実際、この字を当てるかどうかは分からないけれど、音的にはそのように聞こえる。

 この機に調べてみました。

 この花も毒草だということで、どこかを傷つけると黄色い乳液がしみ出してくるそうで、その乳液には各種アルカイド成分を含むのだといいます。

 名前の由来には3つの説がああるのだとか。

傷ついた時に流す黄色の乳液から“草の黄”
皮膚疾患に有効な薬草という意味で“瘡(くさ)の王”
被布疾患の他鎮痛剤として内臓病に使われたことから薬草の王様で“草の王”

 どれが本当なのかは分からないけれど、「草の王」という当て字も間違いではなかったようです。

 データーを開いてみないままにしていたCFカードがありました。一眼レフカメラに使用しています。

 このカメラは液晶モニター関連が全く表示されなくなったために修理中。そのためカードを外してあったのです。

 4月6日から11日にはこんな写真を撮っていました。

 まずはこの頃に咲き始めたキブシ。



 近くではモミジも葉っぱを開き始めていました。



 ウグイスカズラがほぼ満開。





 スミレも咲いていました。



 ネコヤナギ。

 そして最後にシュンラン。



 「こっちにおいで」と物陰からのぞいているようです。なんとなくかわいらしさを感じたのです。

 こうして1ヶ月前の写真を置いてみると、やっぱり寒々と空気をたたえています。

 さて後半の写真は一丸レフ、前者はCOOLPIXでの撮影です。

 ボケ感はやっぱり一眼レフの方が良い。コンパクトカメラで撮った写真は背景まで見えてしまい、うるさい感じがします。

 高倍率に設定して、離れた場所から撮影すれば背景のボケ感もしっかり出せるのでしょうけど、必ずしも撮影条件に恵まれているわけでもありません。早く一眼レフが直ってこないかな・・。

 でもでも・・5月中旬までかかると言っていたので、まだまだ帰ってきません (T_T)。


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