伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

トロロアオイが咲き、ツバメが巣だった

2021年08月11日 | 四季
 トロロアオイは遠野和紙の材料となる。根っこを冷たい水に浸し絞り出すことで、透明な粘液質の物質を出す。これを水に溶かし込むことによって、水の粘性を高め、和紙の材料となるコウゾが沈みにくくする。和紙を均質に漉くためだ。

 ノリを採取するためには、根っこは太くしっかりしている方が良いらしい。そのために、植え付けた株は間引きし、肥料もしっかり与える。しかし、ろくな世話をしないままに花を付けてしまった。根に養分を行き渡らせるために、花は摘んでしまい、摘んだ花は食べることもできるという。



 ということで、今日、咲いた花は摘んで、ガクとシベを取り払った。その際、ガクの根元に生えている細かいトゲを指に刺してしまった。次回からは気を付けなければ。花は、水で洗い流し、キャベツと合わせてドレッシングをかけて食べてみた。



 花の根元は少し粘りがある。トロロアオイは、別名が花オクラ。オクラと言えばねばねば食品だ。やはり、似ているところはあるものだ。

 さて、自宅には、3ヶ所のツバメの巣がある。一番、古い巣には、真っ先にツバメがやってきて、卵を産んだが、1度卵の段階で何物かに襲われ、孵化に失敗。2度目はヒナが孵ったようだが、その段階でハシブトガラスに襲われてヒナを捕食されてしまった。その後、しばらくして巣を補修したが、この巣で繁殖はしなかった。

 2番目に古い巣は、6羽の子ツバメが無事に巣だった。成育途中に、巣にスズメが入り込むなど混乱もあったが、スズメ避けにリボンを設置するなどした。

 3番目の巣は、今年、新たに作られた。1番目の巣は毎年、何物かに襲われ繁殖に失敗する。今年は2度も失敗したため、別の場所に誘導しようと巣をかけやすい場所を作った。ところが、1番目の巣の主はもとの巣を修復し、作った場所には別のツバメが新たに巣を作った。こうして3つの巣が出来たわけだ。

 この3つ目の巣では、4羽のヒナが孵ったようだが、うち1羽は、まだ羽毛も生える前に巣から落とされ死んでしまっていた。何物が落としたのだろうか。残りの3羽はすくすくと育ち、昨日夕方には、巣の壁に乗り出していた。その姿を見て、あれれこんなに大きくなったのかと驚いたものだ。



 今朝、玄関を開けてみたら巣はもぬけの空。巣だってしまったようだ。愛犬の散歩を終え自宅に帰ると、1羽のツバメが巣に戻っていた。



 自宅前の空には、数羽のツバメが「チキッ、チキッ」と鳴きながら、飛び交っていた。親鳥が巣立ちを促しているに違いない。
 巣だった子ツバメは、夕方まで自宅周辺にいたようだ。電線に止まって、仲良くというか、争いながらというか、親が餌を運んでくるのを待っていた。



 子ツバメはこうして、餌をもらいながら親鳥から餌の採り方を学び、独り立ちしていく。
 がんばれ子ツバメ。

 さて負けずに頑張らなくちゃ。
 ということで、自宅前の草刈りをすることにした。自宅の前と脇の畑周辺、そして自宅裏。たぶん3週間ほど前に刈ったばかりだ。
 暑さと程よい降雨。草ばかりが元気なようで、いくらでも伸びてくる。



 野菊も生えていたが、これは残して花を楽しもうと思った。でも、結構大きく、草を刈った感が薄れしまうな¥。



 草を刈って姿を現わしたカエデの切り株。山吹色の傘を開こうとするキノコが隠れていた。





 色、きれい。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿