伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

定例会は常任委員会開催、議案も事故原発処理水請願も成立の見込み。空には彩雲、昨日のハロも紹介。

2020年06月12日 | 
 委員会の審議も新型コロナウイルス対応で、以前と様変わりしている。

 委員会には通常執行部の出席を求めている。委員会は、委員(議員)が議案について話し合いその可否を話し合う場なので、執行部の出席は必須では無い。通常は、議案の内容を正確に知るために、補助的な説明が必要という判断から議会側から出席を要請し、執行部が出席することになっているのだ。

 以前は、議案に関係する部局の部長以下、次長、課長、課長補佐が委員会室に全員入り、委員の質問に関係部長が答えるという形で運営されていた。

 新型コロナに対応する委員会は、審議する議案に関係する部課長、課長補佐が出席することにし、時間あたりの出席人員を絞り、執行部と委員が向かい合った席に付き、委員の質問に答えるという形をとる。このため、執行部の入れ替えが頻繁に行われながら、審議はすすむ。


 委員会には、防災ラジオ1,000台を準備するための予算案が付託されていた。
 事業は、災害に備えて、緊急情報が入ると自動的にスイッチがオンとなり、情報を聞くことが出来るとともに、情報の録音をし、聞きな大下出来る防災ラジオを、要介護3から要介護5に認定された4,700人程の高齢者を対象に、希望があれば無償貸与する事業だ。

 質疑では、民生委員や地区防災組織を通じて希望調査で700人を超える方にニーズがあることを把握し、このニーズをもとに1,000台を予算化したことともに、予算議決後、契約等を行い希望者を募集し、7月末の段階の状況をみながら、さらに多くの台数が必要であれば、さらに追加調達をするための補正予算も検討するという考えもシメされた。

 また、職員が業務に関わり引き起こした事故の損害賠償にかかる議案についての質疑では、事故の詳細な概要とともに、再発防止のために文書で職員に周知するとともに、研修等で安全運転の啓発を図っているという。事故を起こした職員は、懲戒審査委員会の結果、戒告処分が科されたという。


 市民から提出された請願は、原発事故により汚染された水を多核種除去設備ALPS(アルプス)で処理した後に保管されている処理水の政府の対応方針決定に関する内容。処理水は処理後でも放射性物質のトリチウム(三重水素)は取り除けないため、この放出が風評被害を招く恐れが強い。請願では、政府対応方針決定までの丁寧な意見聴取、処理水に関する国民的な情報発信と国民的理解の醸成、それまでの間は陸上保管することを求める内容となっている。

 この請願までは、市議会としても提出する市民団体のみなさんと意見交換を重ねたものとなり、志帥会、共産党・市民共同、創世会の3議員が紹介議員となっている。また、執行部としてもこの間同様の意見を国に提出してきた執行部の説明を聞いた上で、全委員の賛成で「採択すべし」の結論を得ている。本定例会最終日の本会議で採択される見込みとなった。


 昨日梅雨入りしたが、今日は雲が流れる物の良い天気。太陽が真上に近づくにつれ、空には彩雲が浮かんだ。これがとてもきれい。





 とてもラッキーな気分。報道では岩手県や青森県の一部地域では環水平アークが観測されたという。まだ1度しか見たことがない。見てみたいものだ。


 梅雨入りの昨日も空では光学ショーが展開された。

 朝から雲が流れた。でも空気は爽やかだった。




 昼頃ハロが見えた。






 ほんのり彩雲も。



 日光環といえるのかどうか・・。





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