伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

野の花録 Vol.13

2014年08月20日 | 野の花
 だいたい花の写真を撮影する機会は、朝の犬の散歩の時間帯が多い。ほぼ毎日同じ道順で歩いているので、その道すがらの草花は撮りつくしてしまうことになりますが、それでもたまに新たな発見があるのが面白い。以下、特に断りのない写真は遠野町で撮影したものです。

 いつも足元をみながら歩いているのですが、8月に入ってからは、新たな花の開花は少なくなります。その中であちこちに咲きだしたのが、テッポウユリに似たタカサゴユリ。台湾原産のユリらしく、種で増え、一度根付くと、そこから毎年咲いてくるので、あっという間に勢力を拡大してしまうようです。

 テッポウユリとの違いが分かりませんでしたが、今年、分かりやすい目印を学びました。開花時期の違い(テッポウユリが先で原産地の日本の南西諸島及び九州南部では4月‐6月。タカサゴユリは7月‐9月)の他、分かりやすいのはタカサゴユリは花に紫の筋が入るということ。テッポウユリは筋はなく白い花が特徴です。ただ交雑種もあるらしく、こうなると判別が難しい場合もあるとか。確かに今、紫の筋が入らない花も見かけます。おそらくこれが交雑種なのでしょう。



 この花もたびたび道端に見かけるようになります。クサギという木の花です。漢字で書けば「臭木」。葉をもむと独特の臭気が発生することが由来とか。今度見かけたら試してみようと思います。撮影している時3頭のクロアゲハが花の周りを飛び回っていました。カメラを向けると飛び去ってしまった。残念。(㋇㏰)



 スイレンと言えば印象派の画家モネ。印刷物でしか見たことがありませんがモネの「睡蓮」は好きですね。少し前にツイッターでスイレンの花の写真をツイートした方がいて、うらやましく思っていたのですが、「ART MEETING 2014」を見学に行った田人おふくろの宿前で、念願のスイレンを見つけ撮影することができました。涼やかさや静寂などが表現できていないのが残念です(溜息)。(8月17日)



 同じく田人で開かれた「ART MEETING 2014」の会場の一つで見つけた花です。今のところ名前が分かりません。渓流沿いの川岸に咲いていた花です。



 アザミはひっくるめてアザミと思っていたのですが、種類が多く、春に咲く種から秋に咲く種まで季節を咲きついでいくこと分かって感心したものでした。今頃咲きだしたので、秋に咲く種だと思います。おそらくノハラアザミ。犬の散歩の途上で見つけました。(8月17日)



 散歩の足を伸ばすとハス田があります。先日、耕作している方に出会い、お話しをすることができました。「勝手に写真を撮らせてもらっています」という私に「どうぞ、どうぞ。ご自由に」と撮影を快諾してくださりました。このハス田はアブラムシの防除をする以外農薬を使っていないとか。農薬が少ないからトンボもカエルも多いのだと納得しました。ハスの苗は茨城県から仕入れてくるのだそうですが、今は白が流行り。今年は以前より白を多く作付けしたと話されていました。

 ハスの収穫は冬。「寒さの中、水につかってする作業は大変でしょう」と聞いてみると、意外にそうでもないという返事。ウエットスーツを着用して行う収穫は、むしろ暑いくらいだとのこと。感心しました。(8月17日)



 散歩の途上でマツオウジが三度目の芽を出しました。(8月17日)



 田人で見かけたキノコです。草むらにありました。





 似た雰囲気のつる性の雑草を二つ。こちらはボタンヅル。(7月31日)



 そしてこちらもつる性の雑草で、センニンソウ。(8月18日)








最新の画像もっと見る

コメントを投稿