野の花録もそうですが、身近でみる草花や昆虫等をブログに載せ始めたのはなぜか。一つは趣味的に写真を撮っているということもある(もっとも活動日誌に使うことが主目的としてあるので趣味と言っていいかどうかわからない・・)が、それだけが理由ではなかったように思います。下の写真のようなものが一つの原因。
これは何だと思いますか。2011年3月の原発事故後、この写真を学習会などに活用したことを思い出します。その学習会の時に集まった方からは、「生姜」という答えをいただいたりしました。似ていますが答えは「ノー」。これはじゃがいもです。母親が家庭菜園で収穫した2011年産のものです。
だいたいあの頃、植物や動物の異常が、原発事故で放出された放射性物質と結びつけて語られる向きがありました。
記憶に頼りますが、2011年4月に平で行われた反原発集会に他県から参加した方が、いわき市文化交流施設「アリオス」わきの新川土手で見つけた菜の花の奇形を、原発事故の影響とツイッターに投稿しているのを見ました。ウグイスが鳴かないと九州方面の方が投稿していました。6月頃でしたか竹の葉が枯れたことを心配する方もいました。その他、浪江町で生まれたうさぎの耳がなかったことも大きく取り上げられたりしました。
これらは結構、無知が不安の原因になっている場合がありました。例えば竹枯れの問題。実は竹の黄葉期がこの頃で、例年の通りに黄葉して葉を散らしているにすぎない普通の現象でした。私も知りませんでしたが、「竹枯れ」についてのツイッターの投稿に、返信で教えて下さった方がいたのです。これを拡散すると「安心した」などの返事をいただいたものでした。
また菜の花の奇形もよく見る現象ですし、ウグイスが鳴かないという投稿についても、その投稿があった1週間ほど前だったと思うのですが、この遠野で初鳴きを聞き、以後、毎日さえずりを聞いていました。そのように返信しておくとウグイスが鳴かないという議論はそこで静まったようでした。
さて写真のじゃがいもですが、これも当然、放射性物質の影響とはいえません。じゃがいもには二次成長という現象が起きる場合があり、一旦丸まった状態から再び成長しだすものですから、いびつなじゃがいもになってしまうのだそうです。こうなったじゃがいもは大概まずいとか。二次成長の原因は、土に含まれる水分や肥料の量などが影響するということで、このようないびつなじゃがいもは決して異常現象ではないのです。
学習会ではそのような内容を伝え、「植物などの異常を見たら、その異常をただちに放射性物質が原因と考えずに、日常にある現象なのかどうか良く検証していただきたいと思います」とお話ししたことを思い出します。2011年夏から秋にかけての頃のことです。
そこでツイッターでは植物や昆虫などの写真を投稿するようにしました。震災前と変わらぬ状況にあることを知らせたいという思いがあったと思います。その後ブログを始めたわけですが、ここでも同様の思いから掲載しています。身近なところに良いものがあるということに気付いたこともその理由の一つですが・・。
特に断りのない写真は遠野町での撮影です。
最初は田人で見かけたモノサシトンボです(8月17日)。田人町で開かれた「ART MEETING」を見学に行った際に見かけました。イトトンボの仲間はきれいな体色を持っているとつくづく思います。
朝の犬の散歩の際もトンボに出会います。多くはシオカラトンボなのですが、ここ最近は道路の上1m程度をオニヤンマが行き来しています。いつぞやは目の前を横切った別のトンボをに襲いかかっりハンティングしていました。失敗したようですけど。ヤンマ類は小型のトンボも捕食すると何かに書いていましたが、その現場を目撃したわけです。
この日はマユタテアカネを見かけました。赤いトンボがオス、羽の先っちょが黒いトンボがメスです。赤いランドセルは女の子、黒いランドセルは男の子なんていう、古い固定観念が根強く居座っているようで、赤はメス、黒がオスなどと混戦することがある思考がいやになります。
その散歩の途上、毎年数回は見かけるのがハンミョウです(8月5日)。金属光沢のある模様がきれいです。路上で近づくと飛び立って数m先の路上に着地することを繰り返し、道案内をしてくれるのが面白い。
ミヤマカワトンボ(8月4日)。
これはヒメイトトンボ(7月23日)。本当に小さい可憐なトンボです。
このナミアゲハの写真をみて気づきました(8月3日)。花びらが頭にのっかています。リボンをしているようです。そこで名づけました。「醍醐さん」。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」で、ヒロイン花子の親友が醍醐さん。醍醐さんはリボンが大好きなんです。
ムラサキシジミです(8月4日)。見せている翅の裏はとても地味です。飛んでいる時に見せる翅の表側はきれいな青色。この青い翅と撮影したいと思うのですが、とても難しい。
この夏は散歩途上にあるクヌギの木で、昆虫をなかなか見つけることができませんでした。幹に傷をつけていないため樹液が少ないのです。そんなわけでカブトムシを見ていませんでしたが、意外なことに自宅のサトイモ畑から立派なカブトムシがあらわれました(7月28日)。メスはその3日前、クヌギのそばで見かけていました。
これはクヌギの木で見かけたオオクワガタ(だと思う。8月7日)。追われている小さい方はコクワガタ。
散歩で見かけるトンボはシオカラトンボが多いと先に書きましたが、その仲間のコシアキトンボが農業用溜池の上を飛び交っていました(7月23日)。
オオコガネムシだと思います(7月20日)。触覚が扇形に広がっているのが面白い。クヌギの木に集まってきます。
これは何だと思いますか。2011年3月の原発事故後、この写真を学習会などに活用したことを思い出します。その学習会の時に集まった方からは、「生姜」という答えをいただいたりしました。似ていますが答えは「ノー」。これはじゃがいもです。母親が家庭菜園で収穫した2011年産のものです。
だいたいあの頃、植物や動物の異常が、原発事故で放出された放射性物質と結びつけて語られる向きがありました。
記憶に頼りますが、2011年4月に平で行われた反原発集会に他県から参加した方が、いわき市文化交流施設「アリオス」わきの新川土手で見つけた菜の花の奇形を、原発事故の影響とツイッターに投稿しているのを見ました。ウグイスが鳴かないと九州方面の方が投稿していました。6月頃でしたか竹の葉が枯れたことを心配する方もいました。その他、浪江町で生まれたうさぎの耳がなかったことも大きく取り上げられたりしました。
これらは結構、無知が不安の原因になっている場合がありました。例えば竹枯れの問題。実は竹の黄葉期がこの頃で、例年の通りに黄葉して葉を散らしているにすぎない普通の現象でした。私も知りませんでしたが、「竹枯れ」についてのツイッターの投稿に、返信で教えて下さった方がいたのです。これを拡散すると「安心した」などの返事をいただいたものでした。
また菜の花の奇形もよく見る現象ですし、ウグイスが鳴かないという投稿についても、その投稿があった1週間ほど前だったと思うのですが、この遠野で初鳴きを聞き、以後、毎日さえずりを聞いていました。そのように返信しておくとウグイスが鳴かないという議論はそこで静まったようでした。
さて写真のじゃがいもですが、これも当然、放射性物質の影響とはいえません。じゃがいもには二次成長という現象が起きる場合があり、一旦丸まった状態から再び成長しだすものですから、いびつなじゃがいもになってしまうのだそうです。こうなったじゃがいもは大概まずいとか。二次成長の原因は、土に含まれる水分や肥料の量などが影響するということで、このようないびつなじゃがいもは決して異常現象ではないのです。
学習会ではそのような内容を伝え、「植物などの異常を見たら、その異常をただちに放射性物質が原因と考えずに、日常にある現象なのかどうか良く検証していただきたいと思います」とお話ししたことを思い出します。2011年夏から秋にかけての頃のことです。
そこでツイッターでは植物や昆虫などの写真を投稿するようにしました。震災前と変わらぬ状況にあることを知らせたいという思いがあったと思います。その後ブログを始めたわけですが、ここでも同様の思いから掲載しています。身近なところに良いものがあるということに気付いたこともその理由の一つですが・・。
特に断りのない写真は遠野町での撮影です。
最初は田人で見かけたモノサシトンボです(8月17日)。田人町で開かれた「ART MEETING」を見学に行った際に見かけました。イトトンボの仲間はきれいな体色を持っているとつくづく思います。
朝の犬の散歩の際もトンボに出会います。多くはシオカラトンボなのですが、ここ最近は道路の上1m程度をオニヤンマが行き来しています。いつぞやは目の前を横切った別のトンボをに襲いかかっりハンティングしていました。失敗したようですけど。ヤンマ類は小型のトンボも捕食すると何かに書いていましたが、その現場を目撃したわけです。
この日はマユタテアカネを見かけました。赤いトンボがオス、羽の先っちょが黒いトンボがメスです。赤いランドセルは女の子、黒いランドセルは男の子なんていう、古い固定観念が根強く居座っているようで、赤はメス、黒がオスなどと混戦することがある思考がいやになります。
その散歩の途上、毎年数回は見かけるのがハンミョウです(8月5日)。金属光沢のある模様がきれいです。路上で近づくと飛び立って数m先の路上に着地することを繰り返し、道案内をしてくれるのが面白い。
ミヤマカワトンボ(8月4日)。
これはヒメイトトンボ(7月23日)。本当に小さい可憐なトンボです。
このナミアゲハの写真をみて気づきました(8月3日)。花びらが頭にのっかています。リボンをしているようです。そこで名づけました。「醍醐さん」。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」で、ヒロイン花子の親友が醍醐さん。醍醐さんはリボンが大好きなんです。
ムラサキシジミです(8月4日)。見せている翅の裏はとても地味です。飛んでいる時に見せる翅の表側はきれいな青色。この青い翅と撮影したいと思うのですが、とても難しい。
この夏は散歩途上にあるクヌギの木で、昆虫をなかなか見つけることができませんでした。幹に傷をつけていないため樹液が少ないのです。そんなわけでカブトムシを見ていませんでしたが、意外なことに自宅のサトイモ畑から立派なカブトムシがあらわれました(7月28日)。メスはその3日前、クヌギのそばで見かけていました。
これはクヌギの木で見かけたオオクワガタ(だと思う。8月7日)。追われている小さい方はコクワガタ。
散歩で見かけるトンボはシオカラトンボが多いと先に書きましたが、その仲間のコシアキトンボが農業用溜池の上を飛び交っていました(7月23日)。
オオコガネムシだと思います(7月20日)。触覚が扇形に広がっているのが面白い。クヌギの木に集まってきます。
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