伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

3年ぶりのじゃんがら念仏盆踊り大会

2022年08月15日 | 遠野町・地域
 じゃんがら念仏盆踊り大会は、過去2年間新型コロナウイルス流行の影響で開催が見合わされてきた。例年の会場は、入遠野と上遠野で交互に実施され、今回は上遠野のやすらぎの杜駐車場が会場となった。少子化の影響もあり、町内のじゃんがら念仏踊りの継承が途絶えた青年会などもあり、3年ぶりの開催で、参加はどうなるのだろうと余計な心配をしたが、会場は参加者でにぎわった。

 じゃんがら念仏盆踊り大会は、開会式後に、各青年会等によるじゃんがら念仏踊りが披露され、その後、保存会の演奏にのせた参加者による盆踊り、戦没者供養の各青年会の念仏踊りのいっせい演舞、抽選会とプログラムが続いた。

 最初の写真はいっせい乱舞を撮ったものだが、この時は1眼レフカメラを使った。手持ちのだったこともあり手ぶれしている。コンパクトカメラでも撮ってみたが、こちらはタイミングが早すぎた 



 盆踊りは子どもから大人まで輪になって踊っていた。



 盆踊りは、たしか赤い岳発祥の踊りだったと思う。地元の保存会の演奏で踊りの輪がだんだん広がった。その後に、いわき踊りで元気に跳ねていた。

 念仏踊りを披露した団体は、今回は4団体。前回はたしか7団体があった。青年会等の参加人数が減り、踊りを継承できなくなったためだろう。
 じゃんがら念仏踊りは、継承する団体によって太鼓の演奏や踊り方などに違いがある。それぞれが持ち味を活かして演舞をするのだ。また、遠野のじゃんがらには市内で唯一篠笛の演奏も入り、どこか郷愁を誘う要素が強いと思っている。今日の4団体のうち3団体にも篠笛が入った。こうした貴重な伝承が失われるとするなら残念で仕方ない。

 演舞を披露した4団体は下根本青年会、深山田保存会、入下青年会、根岸青年会。開始は6時の予告だったが、都合があって30分程早く始まったようで、6時にあわせて会場に到着した私は、最初の下根本青年会は拝見できず、深山田青年会の踊りから拝見した。自宅から会場までは歩いたのだが、途中で太鼓の音が聞こえて、違和感を覚えていた。始まる前には基本会場で演奏しているはずがないからだった。会場に着いて事情を聞いて、ちょっとがっかり。それでも気を取り直して、写真を撮らさせてもらった。



深山田保存会



入山青年会




根岸青年会


 入山保存会は、もたもたしているうちに近くで写真を撮ることなく踊りが終ってしまった。何してんだろ。

 さてこうして実施されたじゃんがら念仏盆踊り大会だが、参加者には心に残るものとなったろう。特に抽選にあたった人はより良い思い出となったのではないだろうか。
 前回までは、主催の実行委員会の中心になる、遠野町地域づくり振興協議会の顧問となっていたこともあり、朝の準備から手伝っていたが。今回はお役御免になったこともあり、手伝いに行くことはなかったが、暑い中、準備、また後片付けをされたみなさんご苦労様。

 最後に、今回の盆踊り大会のチラシ。過去は、同じデザインが使い回されていた。今回大刷新。素敵なチラシが町内の住民に開催を知らせた。




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