いわき市議会6月定例会の一般質問は今日で2日間を終え、折り返し点に入りました。注意を引いた答弁をまとめてみたいと思います。
まずこの間新設されることが公表されていた小規模修繕契約希望者登録制度についてです。現在明らかにされている登録期限は2015(平成27)年3月31日までです。それ以降の実施ははっきりしていませんでしたが、財政部長の答弁では継続して実施するとのこと。また、現在は受付期間は一定期間が示されているだけですが、随時登録の申請受け付けをするよう求める質問には、一定期間ごとに行う考えと答弁がされ、継続的に募集が行われることが分かりました。
またいま大きな問題になっているのが風疹の流行です。妊婦が感染・発病することで、生まれてくる子どもに先天性の疾患を引き起こすことが懸念されますが、ワクチンの摂取を受けていない世代もあることから、その対応が問題になります。
市は風疹のワクチンについて、予防を図り、安心して子育てをできる環境をととのえるために、関係機関との調整を図り、妊娠を望む女性と妊婦の夫を対象に助成を早期に実施したいと答弁。具体的には、多く流通している麻疹との混合ワクチンを補助の対象とし、その費用はおおよそ1万円とされていますが、市としては全額補助を検討しているとしています。また今後は、単独ワクチンも視野に入れていきたいとしています。
洋上風力発電(ウィンドファーム)については漁業者等の同意を得たことから広野沖の実証研究事業が始まる見通しとなりました。本年度は7月頃から作業を開始し2メガワット級1基を設置し、9月以降の運転開始を予定しています。さらに来年度は世界最大級の7メガワットを2基設置する計画と答弁されました。
東電の損害賠償に異論を唱える場面も。本市が請求する損害賠償について、いわき市独自の判断に基づいた放射性物質の検査は損害賠償の対象にしないなど認められていません。市は東電の判断との乖離が大きいと、損害賠償について苦言を呈しました。
また、損害賠償の短期消滅時効について、これまでも適用除外を求めてきたものの、結果としていれられなかったことから、今後とも実現を求めていくと答弁をしました。
さらに事故から2年3ヶ月。この間、道路脇側溝の泥除去などが行われないできていました。4月7日の水害時、泥揚げをしていないことが水害の原因になったという声があったり、衛生環境の面からも放置できないなどの声が出されています。市は現在、放射線量の調査などを行っており、今年秋の市民ぐるみ運動までには搬入先を確保したいと答弁し、やっと先の取り組みのめどがみえるようになりました。
さてこれまでの質問でびっくりしたのは体罰に関する質問。なぐる蹴るの体罰はいけないが、正論などの記事をひき体罰容認の論調もあるとして一定程度は必要ではないか、と体罰のすすめともとれる質問。もちろん市教委は体罰は許されないと答弁しています。質問者は「教師が委縮してはいけない」との思いがあっての発言のようですが、体罰を認定するのはやはり間違いだと思います。
さて9月にいわき市長選が行われますが、渡辺敬夫市長は「復旧の25年度達成、復興の27年度達成、そして原子力災害への対応。首長の責任として、またビジョンや復旧・復興計画を作ってきた者の責任として、熟慮を重ねた結果、9月の市長選に再度出馬することにした」と発言しました。
さて今日から一般質問は後半。明日午後1時から、質問に立つ予定です。
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写真は咲いていたホタルブクロです。
まずこの間新設されることが公表されていた小規模修繕契約希望者登録制度についてです。現在明らかにされている登録期限は2015(平成27)年3月31日までです。それ以降の実施ははっきりしていませんでしたが、財政部長の答弁では継続して実施するとのこと。また、現在は受付期間は一定期間が示されているだけですが、随時登録の申請受け付けをするよう求める質問には、一定期間ごとに行う考えと答弁がされ、継続的に募集が行われることが分かりました。
またいま大きな問題になっているのが風疹の流行です。妊婦が感染・発病することで、生まれてくる子どもに先天性の疾患を引き起こすことが懸念されますが、ワクチンの摂取を受けていない世代もあることから、その対応が問題になります。
市は風疹のワクチンについて、予防を図り、安心して子育てをできる環境をととのえるために、関係機関との調整を図り、妊娠を望む女性と妊婦の夫を対象に助成を早期に実施したいと答弁。具体的には、多く流通している麻疹との混合ワクチンを補助の対象とし、その費用はおおよそ1万円とされていますが、市としては全額補助を検討しているとしています。また今後は、単独ワクチンも視野に入れていきたいとしています。
洋上風力発電(ウィンドファーム)については漁業者等の同意を得たことから広野沖の実証研究事業が始まる見通しとなりました。本年度は7月頃から作業を開始し2メガワット級1基を設置し、9月以降の運転開始を予定しています。さらに来年度は世界最大級の7メガワットを2基設置する計画と答弁されました。
東電の損害賠償に異論を唱える場面も。本市が請求する損害賠償について、いわき市独自の判断に基づいた放射性物質の検査は損害賠償の対象にしないなど認められていません。市は東電の判断との乖離が大きいと、損害賠償について苦言を呈しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8a/0ce5e9392a67d8c92c0450b7144cca0a.jpg)
さらに事故から2年3ヶ月。この間、道路脇側溝の泥除去などが行われないできていました。4月7日の水害時、泥揚げをしていないことが水害の原因になったという声があったり、衛生環境の面からも放置できないなどの声が出されています。市は現在、放射線量の調査などを行っており、今年秋の市民ぐるみ運動までには搬入先を確保したいと答弁し、やっと先の取り組みのめどがみえるようになりました。
さてこれまでの質問でびっくりしたのは体罰に関する質問。なぐる蹴るの体罰はいけないが、正論などの記事をひき体罰容認の論調もあるとして一定程度は必要ではないか、と体罰のすすめともとれる質問。もちろん市教委は体罰は許されないと答弁しています。質問者は「教師が委縮してはいけない」との思いがあっての発言のようですが、体罰を認定するのはやはり間違いだと思います。
さて9月にいわき市長選が行われますが、渡辺敬夫市長は「復旧の25年度達成、復興の27年度達成、そして原子力災害への対応。首長の責任として、またビジョンや復旧・復興計画を作ってきた者の責任として、熟慮を重ねた結果、9月の市長選に再度出馬することにした」と発言しました。
さて今日から一般質問は後半。明日午後1時から、質問に立つ予定です。
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写真は咲いていたホタルブクロです。
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