伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

色鮮やかな姿にうっとり。ムラサキシジミ、キイトトンボ。

2019年07月07日 | 
 草刈り作業が始まった時、霧雨が舞っていた。

 少しうっとうしい感じがするが、これが良かった。ほぼ2時間ほどの作業、草が背丈より伸びている場所もあって、狩り払う時に、ずっしりと重さを感じる場面もあった。楽に狩り払うためにどうするか、様々工夫をしてみたが、多少は汗をかいた。

 それでも直照りのもとでの草刈りの疲労と比べれば、はるかに疲労感は抑えられた。それは霧雨によるミストシャワー効果であったことは間違いがないと思う。

 狩り払っていると、黒っぽく細い針金のような柄に直径1cm弱の茶褐色の傘をかけた、名前は分からないが、キノコが顔を出す。そういえば、割れた卵の殻が3個あった。キジの卵かな。羽化したのか、何かに食べられてしまったのか。きれいに割れて、黄身も何も殻には汚れの痕跡がなかったから、羽化したもの名だと思う。というよりそう思いたい。

 草刈り作業は約2時間で終了した。みなさんご苦労様でした。


 さて、たまたま見かけたシジミチョウ。止まっている時に見せる羽の色は地味。



 この羽の裏側はいつも見るシジミチョウとは違う。種類の多いシジミチョウだが、自分にとっては新たな発見かもしれない。

 飛び立った時に、羽の表に青い色が見えた。何が気に入っているのか、何かを警戒して飛び立つのだが、遠くに逃げていかない。辛抱強く、羽を開くときを待ってみた。



 少し表の青い色が見えた。

 完全に羽を開く時を待った。

 開いた。



 青い色が美しい。調べるとムラサキシジミというらしい。この色を見ることができたのは、とてもラッキーなことだった。


 白い蝶が飛んでいると、みんなモンシロチョウに見える。実際に、モンシロチョウと言ってしまう。

 しかし、シロチョウ科はモンシロチョウだけではない。似ているけれど違うのだということを学んだ。





 これはスジグロチョウだと思う。



 オカトラノオの蜜をめぐって、ヒラタアブとにらめっこする場面もあった。





 こちらはよく見るベニシジミ。



 そしてカノコガ。





 数は減ってきたがまだ活動している。



 ヒョウモンエダシャクガ。



 かわいらしい模様ではあると思う。


 7月3日のこと、朝散歩をしていると、目の前をホタルガが横切っていった。羽の裾近くの白い帯模様。間違いないと思った。今年初めて見たホタルガだ。

 飛んでいるので写真は無理。そのうちに撮れるだろうと先に進む。

 飛び立つチョウらしき姿。何とホタルガがいたのだ。何と3匹も。



 この白い花は何というのか、この木にいたのだ。

 蜜を求めての事かどうか、そこは分からない。

 見えやすい場所に止まってくれた。




 こちらはクロマドボタル。





 基本は昼行性で、夜間、オスはうすぼんやりと光っているのだという。真っ黒なこの個体はオス。メスは淡黄色で翅の退化している。メスに近づくと、オスの発光は強くなるのだとか。

 この個体を撮った翌日、別の場所でも葉の裏側に止まっていた。結構な数が発生しているようで、これまでは気が付いていなかったということらしい。


 車を走らせていたら、オオヨシキリらしきさえずりが聞こえた。

 車を停め、ススキ属らしき草むらに近づくと、たしかにその中で「ギョッ、ギョッ、ギョッ、ギィギィギ」とさえずっている。中に生えている柳の枝を渡る姿も見えたが、写真に撮ることは無理。ややして、近くの灌木の中に飛んで行ったようで、そちらからさえずりが聞こえる。


 あきらめて車に戻る途中、黄色のイトトンボが飛んだ。



 これは美しい。キイトトンボだ。




 ミヤマカワトンボがいた。




 ナツアカネが羽化していた。




 農道を忙しく移動していたのはオケラ。





 こんな昼日中に地上を歩いているのも珍しいのじゃないか。


 田んぼの水面に、マツモムシを見つけた。




 水中にはアメリカザリガニがいた。




 このカエルはウシガエルのようだ。



 まだ小さい。


 コハクオナジマイマイのクモの巣渡り。



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