伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

遠野和紙ボランティア

2022年02月16日 | 遠野町・地域
 しょしとりはコウゾの皮を処理して、白皮を取り出す作業。両日で約30kgの皮を処理し、白皮を作った。

 今週も、私の作業のほとんどは、この間と同じく白皮をハンガーに干す作業。昨日は、曇っていたので作業に余裕が持てた。しかし、午後からは太陽が出て、白皮の乾燥が早まり、時間との競争となり、慌ただしい作業となった。

 今日の作業も、よく晴れた中での作業。太陽に向けたうなじがジリジリと熱い。当然に白皮の乾燥も早い。

 白皮が乾燥すると、端の方から縮まり、ちりちりと丸まってくる。乾燥が進むと、これを広げながら変色など皮の汚れを探すことになる。手間がかかる。手早く、皮をチェックしながら、問題箇所を切り落としていくと作業効率が良いので、必然的に作業が慌ただしくなる。

 まあ、それでも終わらない作業はない。干す作業も終えて、昨日は、新しく借りることになった、畑で、コウゾの苗を植え付けるための準備作業をした。

 諸事情で使えなくなるコウゾ畑の株を掘り起こし、移植する。移したばかりの株からの枝の生長は期待できないだろう、というより、根付かせるために休ませた方が良いだろう。今年の秋のコウゾの枝の収穫は、その分減ると考えて良いだろう。

 すると、来年度以降の材料確保に支障があるかもしれないということになる。最小限の影響に止まることを期待したいものだ。

 作業をしていた畑では、そちこちにホトケノザが花をつけていた。



 温かい春まで、あと1月半程か・・。


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2 コメント

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遠野高校統合後 (Unknown)
2022-02-24 08:18:45
2月23日の福島民友の記事によると、卒業証書を遠野和紙で製作するのは今後も継承していくとのことが書いてありましたが・・・

どれだけ本気なんだろう、と考え込んでしまいます。。。
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必ず実施してほしいものですね (伊藤浩之)
2022-02-24 21:11:41
県教育長が発言したようですね。

新しい県立高校は、学校毎にその特性を明らかにして運営しようということのようで、たしか、遠野高校と湯本高校が統合するいわき湯本高校は、キャリア育成校という位置づけだったと思います。

そのカリキュラムの一環として、遠野和紙を組み込むことは容易とも思えるので、遠野高校でしていたように、コウゾの育成から枝の処理、そして証書用紙すきまで、一貫して体験できるように考えてほしいものです。

用紙の活用だけでも、業としては歓迎するものですが、製造過程にふれあうことで和紙に関心を高めてもらえることにもなると思います。

統合が後戻りしない幻日を鑑みれば、遠野高校が築いてきたこれまでの機能をしっかり引き継いでほしいものです。

方便で終わって欲しくはないです。
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