6日は市立小中学校でいっせいに入学式が行われました。午前は上遠野小学校、午後は上遠野中学校の入学式にそれぞれ出席し、入学を祝いました。
上遠野小学校の新入生は30名。福島県内の少人数学級は小学1~2年生及び中学1年生では30人、それ以外の学年は33人程度となっているため、同小1年生は1学級となります。
椅子に座って床に足が届く子、届かない子、それぞれですが、この子達30人を指導していくことってとても大変そう。そんな思いが頭をよぎりました。でも先生はがんばってくださることでしょう。
式では、式辞に続き祝辞、そしてメインイベントの教科書贈呈が行われます。代表の子はしっかり手を伸ばして教科書を受け取りました。
教科書を受け取る新入生代表
小学校では、贈呈する校長先生が、“しっかり手を伸ばして”“もっと深く持って”などと、代表の新入生に声をかけているようでした。その声を聞きながら、行動を修正する子どもの姿はとてもかわいらしい。式の終了後ですが、校長先生は「1年生は成長の大きい時期ですから」とおっしゃいました。この子たちが半年後、1年後にどんなに成長しているか楽しみです。
校長先生は式辞で「約束をしてください」と4点を呼びかけました。元気なあいさつをしよう、交通事故にあわないようにしよう、自分のことは自分でしよう、先生のお話をしっかり聞こう。子どもたちの心に届いていると良いのですが。
在校生代表が、「勉強だけでなく、大休憩に遊び、遠足、運動会、学習発表会など楽しい学校です。勉強もていねいに教えてくれます。困ったときには声をかけてください。いっしょに楽しい学校をつくっていきましょう」と歓迎していました。
午後は上遠野中学校の入学式です。31人が入学。したがって2クラスです。
教科書を受け取る新入生代表
新入生の呼名に続き、式辞をのべた校長先生は3つの目標をもって、中学校生活をスタートすることを呼びかけました。知性と実践力をつける、思いやりと責任感を持つ、そして気力と体力を充実するです。その実現のために、時間を守る、清掃をしっかりする、継続は力・緻密に実践する、をしっかり取り組むよう求めました。
そして在校生は、「上遠野中は生徒自ら様々な取り組みを運営している学校」と誇りを語り、「在学中に目標になるものを見つけ、楽しい思い出を作りましょう。なんでも聞いてください。在校生はみなさんを応援しています」と激励しました。
中学校では在校生が誓いの言葉を述べました。「不安はあるけれども、それ以上に期待がいっぱいです。できることを精一杯増やしていきたい。充実した学校生活を送ることを誓います」と宣言したことには、たのもしさを感じました。
新入生、がんばれ!
ちなみに中学校での祝辞です。
祝 辞
入学生のみなさん。おめでとうございます。これからの三年間は、義務教育課程、最後の三年間です。これからの時間を、大いに活かしていただいて、しっかり力をつけていただきたい。心から期待をいたします。
昨日のニュースを見ていて驚きました。
シャ乱Qというバンドのボーカルで、モーニング娘のプロデューサーとして知られたツンクさんという人がいます。ご存知ですよね。
このツンクさんが近畿大学の入学式のスピーチで登場したのだそうですが、壇上に立った彼は何も語らず、彼のメッセージが映像で流されたというのです。最初、ざわめいていた会場の新入生たちも、やがて静かになり、じっと流れる文面を追い始めたと伝えていました。
彼が何も話さなかったのは病気で声帯をとったために、話すことができなくなったことが原因で、それまで会場の誰一人としてそのことを知らなかったといいます。
メッセージでツンクさんはこういいます。
「自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていくんだと思います。私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んでいきます」
ツンクさんの年齢は46歳で、みなさんより、私に近い、老けこんだ一年生ですが、その年になってハンディを負っても、前に進もう、その意欲を周りに伝えようとする姿勢には熱くこみ上げるようなものを感じます。
きょうから中学校生活を始めるみなさんにも、このように意欲を持って、この学校生活に臨んでいただきたいと思います。みなさんが次の新しい生活に向けて、この中学校でしっかり力をつけることを希望したいと思います。
入学おめでとうございます。
保護者のみなさま。お子様の入学おめでとうございます。きょうの晴れの日を迎え、さぞやお喜びのことと思います。
本市では昨年度から出産支援金をはじめ子育て支援を拡充し、また、学校教育では本年度から新たに、全部の小学校に図書館の司書を配置するなど、その充実に努めています。こうした取り組みは当然、中学校でも求められていると思います。
子どもたちが学び、成長できる環境を整備することは、これからもいっそう大切な課題です。みなさんの声や願いを市政に反映するように努力することを申し述べ、また教職員のみな様には、子どもたちをしっかり導きくださいますようお願いして、本日のお祝いとしたいと思います。まことにおめでとうございます。
二〇一五年四月六日
いわき市議会議員 伊藤浩之
上遠野小学校の新入生は30名。福島県内の少人数学級は小学1~2年生及び中学1年生では30人、それ以外の学年は33人程度となっているため、同小1年生は1学級となります。
椅子に座って床に足が届く子、届かない子、それぞれですが、この子達30人を指導していくことってとても大変そう。そんな思いが頭をよぎりました。でも先生はがんばってくださることでしょう。
式では、式辞に続き祝辞、そしてメインイベントの教科書贈呈が行われます。代表の子はしっかり手を伸ばして教科書を受け取りました。
教科書を受け取る新入生代表
小学校では、贈呈する校長先生が、“しっかり手を伸ばして”“もっと深く持って”などと、代表の新入生に声をかけているようでした。その声を聞きながら、行動を修正する子どもの姿はとてもかわいらしい。式の終了後ですが、校長先生は「1年生は成長の大きい時期ですから」とおっしゃいました。この子たちが半年後、1年後にどんなに成長しているか楽しみです。
校長先生は式辞で「約束をしてください」と4点を呼びかけました。元気なあいさつをしよう、交通事故にあわないようにしよう、自分のことは自分でしよう、先生のお話をしっかり聞こう。子どもたちの心に届いていると良いのですが。
在校生代表が、「勉強だけでなく、大休憩に遊び、遠足、運動会、学習発表会など楽しい学校です。勉強もていねいに教えてくれます。困ったときには声をかけてください。いっしょに楽しい学校をつくっていきましょう」と歓迎していました。
午後は上遠野中学校の入学式です。31人が入学。したがって2クラスです。
教科書を受け取る新入生代表
新入生の呼名に続き、式辞をのべた校長先生は3つの目標をもって、中学校生活をスタートすることを呼びかけました。知性と実践力をつける、思いやりと責任感を持つ、そして気力と体力を充実するです。その実現のために、時間を守る、清掃をしっかりする、継続は力・緻密に実践する、をしっかり取り組むよう求めました。
そして在校生は、「上遠野中は生徒自ら様々な取り組みを運営している学校」と誇りを語り、「在学中に目標になるものを見つけ、楽しい思い出を作りましょう。なんでも聞いてください。在校生はみなさんを応援しています」と激励しました。
中学校では在校生が誓いの言葉を述べました。「不安はあるけれども、それ以上に期待がいっぱいです。できることを精一杯増やしていきたい。充実した学校生活を送ることを誓います」と宣言したことには、たのもしさを感じました。
新入生、がんばれ!
ちなみに中学校での祝辞です。
祝 辞
入学生のみなさん。おめでとうございます。これからの三年間は、義務教育課程、最後の三年間です。これからの時間を、大いに活かしていただいて、しっかり力をつけていただきたい。心から期待をいたします。
昨日のニュースを見ていて驚きました。
シャ乱Qというバンドのボーカルで、モーニング娘のプロデューサーとして知られたツンクさんという人がいます。ご存知ですよね。
このツンクさんが近畿大学の入学式のスピーチで登場したのだそうですが、壇上に立った彼は何も語らず、彼のメッセージが映像で流されたというのです。最初、ざわめいていた会場の新入生たちも、やがて静かになり、じっと流れる文面を追い始めたと伝えていました。
彼が何も話さなかったのは病気で声帯をとったために、話すことができなくなったことが原因で、それまで会場の誰一人としてそのことを知らなかったといいます。
メッセージでツンクさんはこういいます。
「自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていくんだと思います。私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んでいきます」
ツンクさんの年齢は46歳で、みなさんより、私に近い、老けこんだ一年生ですが、その年になってハンディを負っても、前に進もう、その意欲を周りに伝えようとする姿勢には熱くこみ上げるようなものを感じます。
きょうから中学校生活を始めるみなさんにも、このように意欲を持って、この学校生活に臨んでいただきたいと思います。みなさんが次の新しい生活に向けて、この中学校でしっかり力をつけることを希望したいと思います。
入学おめでとうございます。
保護者のみなさま。お子様の入学おめでとうございます。きょうの晴れの日を迎え、さぞやお喜びのことと思います。
本市では昨年度から出産支援金をはじめ子育て支援を拡充し、また、学校教育では本年度から新たに、全部の小学校に図書館の司書を配置するなど、その充実に努めています。こうした取り組みは当然、中学校でも求められていると思います。
子どもたちが学び、成長できる環境を整備することは、これからもいっそう大切な課題です。みなさんの声や願いを市政に反映するように努力することを申し述べ、また教職員のみな様には、子どもたちをしっかり導きくださいますようお願いして、本日のお祝いとしたいと思います。まことにおめでとうございます。
二〇一五年四月六日
いわき市議会議員 伊藤浩之
新6年生と手をつないで入場した新入生ですが、着座後、席順の確認で少しもたついた感があり、それを差し引いても45分程度の式だったと思います。
私も祝辞の機会を与えられ、議員になって初めての入学式出席では気負って準備をして行ったものの、子どもたちの様子を見て、これはいかんと、その場のアドリブでできるだけ短い祝辞にしたことがありました。
今回も原稿用紙にして2枚程度、だいたい2分弱の祝辞にして式に臨みました。
新入生の子どもたちは、初めの方こそじっとしていたものの、最後の方は床に届かない足をぷらぷらさせたり、少し行儀が悪くなりますが、それでも最後までしっかり式に参加していました。
来賓としての議員の祝辞が必要かどうかは別として、その程度は子どもたち、何とか耐えられるのじゃないかな。
1年生からみれば、6年生は大人と変わらないかもしれません。その6年生がいっしょにがんばろうね、という言葉をかけることは、その後の学校生活を考えれば、式辞とともに大切なことのように思うのですが・・。