伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

一日

2015年05月19日 | 日本共産党
 これは昨日のこと。議会棟控室で会議をしていました。

 市議団の控室は南と西が前面窓で、ほぼ一日、陽があたる温室みたいな部屋。結構、暑い部屋なのです。

 窓の外は昔芝生だったのでしょうが、現在は雑草が伸びてくる草原になっています。でも今はアカツメグサとブタナがほぼ満開の花畑。中々の風情を見せてくれます。頭の中には、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、アルプスの草原をかけるマリアと子ども達の画像が浮かんでくる。ものすごく美化しすぎているかもしれないが、それだけの花畑と思ってほしい。



 スズメがやってきて花の下に潜り込み、何かをついばんでいるし、ミツバチがやってきて蜜を集めている。春から初夏に向かうひと時を謳歌する姿が、生き物たちの姿がそこにありました。



 控室では、行政経営課から震災からの復旧事業の到達について説明を受けました。復旧事業計画に124事業のうち残りが2事業で3つの工事。いずれも6月までには終了する見込みで、5年目に入ってやっともとに戻ったということになります。しかし、復興事業はまだまだ続きますので、被災地の槌音をやむことはありません。

 また今年度から新設されたこども未来部のこども未来課から「子ども・子育て支援計画」の説明を受けました。

 いわき市の5年間の取り組みと到達目標を定めたものです。これまでとの違いは、原発事故を受けて放射性物質測定や除染などの事業が位置付けられたことなどですが、出産数が減少傾向にある中で、それに歯止めをかけることが数値目標に表れている点などにあるようです。

 子どもを産み育てる支援が計画に沿ってしっかり取り組まれるように見ていくことが必用でしょう。

 そしてその朝のことです。美しいさえずりを聞きながら犬の散歩をしました。「チュルリ、チュルリリ、リュルリリ、リリ」のような感じで、林の中にしみこむ澄み切ったさえずりでした。ここ何日か聞いていてオオルリに違いないと思っていたのですが、違っていました。キビタキでした。姿を見たのは初めてです。

 福島県の鳥に指定されながら姿をみない幻の鳥でしたが、これで幻ではなくなりました。





 しかし、福島県のマスコット「キビタン」の丸い姿形からは、あの澄み切った声を想像することはできませんでした。もっと何というか、むしろスズメとか、ガビチョウとか、にぎやかなさえずりが頭に浮かんでくるのです。美しい音色もデザインの要素に入っていると良かったなと思います。

 写真は、200メートル程か、目視では彼末に黄色い点がある程度にしか見えない距離から、コンパクトカメラの目いっぱいのズームでも点にしか映らないので、そこは残念した。


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