雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

ランプ

2013年09月11日 | ポエム

 ランプ


僕は何だかすべてを失ってしまいそうです
僕はいつか
何もかも崩れさってしまいそうです
とても静かでやさしい今が
なぜだか僕には怖いのです
僕のこころに誰もいない
それでも平気で笑っているのは
男の意地です強がりです
今はひとりでいたいのです
僕は疲れているのです
ランプのやさしいひかりのような
僕のこころのなか
(1973.9.13)

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