雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

つゆの晴れ間に

2013年05月30日 | ポエム

▲ふと見上げると、空にアイスキャンディが並んでいた。(2013.5.26)


つゆの晴れ間に


つゆの晴れ間の昼下がりに
ひとりぼっちで寝転ぶと
どこかでたたくカナヅチの音が
悲しいようによく響く
すっかりからっぽな僕の心に‥‥‥

( こんな時は
 自分の狭い心の壁が
 見えて来るような気がする。)

つゆの晴れ間の昼下がりに
気に早い入道雲が顔を出す
あっはっは、と僕を笑っている
空の壁ならば
どうしても見えやしないどろうにね、と

(1976.6.14)


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