<産経新聞より転載>
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ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムのミレル社長は10日、北京で記者団に、北海道までのガスパイプライン設置をめぐり「提案を日本側から受けている」と述べた。どこからの提案かは明らかにしていない。
社長は「北海道へのものだが、可能性としては東京までもあり得る。計画を検討しており、まだ返答はしていない」とも語った。
9日の日露首脳会談で来年中のプーチン大統領訪日に向けて準備することで一致しており、日本とのエネルギー協力を深めたいロシア側としてパイプライン設置をめぐる日本側の出方を見たいとの思惑もあるとみられる。
ただ実現には費用対効果など課題も多い。タス通信によると、ロシアのノバク・エネルギー相は極東サハリンから日本へのパイプライン計画について経済的な観点から「根拠が薄い」との考えを示しているという。(共同)
<転載終わり>
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APEC開催の合間の11月10日に、ロシアの政府系の天然ガス企業であるガスプロムが、記者団に対して、「ロシアから北海道までガスパイプラインの設置について、日本側から提案を受けている」と発表しました。
現在日本は天然ガスを、オーストラリアやカタール、マレーシアなどからLNGタンカーで輸入してますが、ロシアなら距離が近いため、パイプラインで供給を受けることができます。ドイツは2011年から、パイプラインでロシアの天然ガスを輸入していますが、日本とロシアはドイツより近いため、敷設のコストも安くなります。更にロシアから東京までパイプラインを設置する案も出ているようです。
このパイプラインが実現するかどうかはともかく、日本からロシアに対してパイプライン設置の提案をしたということが、驚きです。今までなら、こんな提案をすれば、安倍総理はアメリカに暗殺されてしまいましたが、時代もずいぶんと変わったものです。アメリカは日本の資金援助で、かろうじて延命していますので、今までのように完全に属国として管理するのもできなくなったようです。今後はアメリカの属国状態からドンドン解放されて行きますので、日本本来の力が出て来ることでしょう。良い時代になって来ました。