<産経新聞より>
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次世代の党は28日、次期衆院選で、元航空幕僚長で太陽の党代表幹事の田母神(たもがみ)俊雄氏(66)を公認し、東京12区で擁立する方針を固めた。田母神氏は今年2月の東京都知事選に挑み、60万票以上を獲得した。
東京12区は公明党の太田昭宏国土交通相が出馬する。田母神氏は産経新聞の取材に「軍隊を創設しなければ国家は自立できないが公明党は反対している。自民、公明両党を分離させ、実現への道を開きたい」と述べた。
太陽の党で活動を共にしてきた西村真悟衆院議員は次世代の党に移り、公明党の北側一雄副代表が出馬を予定する大阪16区で立候補する予定だ。
田母神氏は防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊し、第6航空団司令、航空総隊司令官などを歴任。平成20年に先の大戦をめぐり政府見解と異なる内容を含む論文を公表し、空幕長を更迭された。
<転載終わり>
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以前から田母神氏は次世代の党と合流するのもいいかと考えていたところ、何と太陽の党の代表の西村真悟氏と共に次世代の党に合流したとのことです。しかも田母神氏は、元公明党代表の太田氏と同じ東京12区から出馬するそうです。 また、西村氏は北側公明党副代表の大阪16区から出馬するとのことです。
田母神氏は、以下のように述べています。
「安倍政権の日本を取り戻すということには基本的に賛成だ。公明党は安倍政権がやろうとしていることに反対なので、自公連立政権で実現はできない。自公を分離させなければ、日本の将来は危ない」
田母神氏の言う通り、安全保障については、公明党は安倍政権の方針に合意していません。安倍政権は経済再建を目指してしますが、それと並行して秘密保護法や、「改正テロ資金提供処罰法」「犯罪収益移転防止法改正案」「テロ資産凍結法案」の3点セットを成立させていますので、安全保障についても歴史に残る大きな仕事を成しました。その肝心な安全保障の面で、公明党が安倍政権に反対しているのであれば、そろそろ連立を解消すべきだ時だと思います。
そもそも偏った思想の宗教政党が、与党にいること自体がおかしいことです。公明党が与党であれば、宗教団体への法人税などの課税もできなくなります。宗教団体へ課税すれば、4兆円くらいの税収が見込めるわけですから、消費税を増税する必要もありません。とっとと宗教団体へ課税すべきです。
田母神氏が東京12区(北区、足立区の一部)で公明党の太田氏に挑むわけですが、太田氏は2012年の衆院選挙では、全体の51%に当たる11万4000票も獲得しています。北区と足立区に住む人の半分が公明党に投票したのです。こんなことがあるのでしょうか?住民の二人に一人が公明党に投票するなどということがあるのでしょうかね。北区と足立区の半分の人は、創価学会員やそのシンパなのでしょうか。別の地域に住む公明党支持者が、選挙期間だけ住民票を移動したのでしょうが、それにしても51%の得票率は異常です。
当時約800万人の信者がいた大本は、国から二度の弾圧を受けて壊滅しましたが、現在約900万人の信者を有する創価学会は、公明党として政権与党にいるのですから、創価は大本とはまったく逆の立場です。大本のことを余ほど勉強したのでしょうね。大きくなり過ぎた宗教団体は、国から弾圧されることを学んだ創価学会は、政権与党に入ることで、弾圧されるどころか、国の運営の一端を担っているのです。創価学会はすごい団体だということです。ある意味たいしたものです。
話しが逸れましたが、北区と足立区の一部で51%も獲得する太田氏に勝つのは、理論的には無理です。田母神氏が青木愛氏の票をすべて獲得しても、49%にしかなりませんから。2003年以降の選挙で、太田氏は10万票以上は獲得していますので、今度の選挙でも、少なくとも10万票は取ると思います。元公明党代表を負けさせるわけにはいかないので、創価学会は必死で活動するはずです。大阪16区でも同じでしょう。田母神氏と西村氏は善戦するとは思いますが、今回の選挙で太田氏と北側氏を破るのは難しいと思います。
ただ、田母神氏と西村氏がそれぞれ公明党のトップと戦うことにより、公明党は安倍政権の政策に反対していることを、国民に強く印象付けることができます。それにより、公明党との連立を解消することができれば、二人の目的は達成されたことになります。公明党としては、与党から外れることは恐怖のはずです。安倍首相なら、宗教団体へ課税することも予想されるのではないでしょうか。現在創価学会は無税なので、活動資金が潤沢にありますが、課税されれば、今までのような活動はできなくなります。大本のように国から弾圧されるということはありませんが、今のような好き勝手はできなくなります。何事もほどほどに。宗教自体はいいとは思いますが、宗教団体は無くした方がいいと思います。
アメリカの属国から脱出し、自立した日本を目指す次世代の党の健闘を祈ります。