<live door News より転載>
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謎のベールに包まれた、近くてもっとも遠い国、北朝鮮。国交もないわけで、「日本から行くことなんてできるの?」と思われがちだが、渡航方法は意外と身近にある。インターネットで「北朝鮮 旅行」と検索すれば、複数の取扱旅行代理店をすぐに見つけることができるはずだ。どこに依頼しても、大した違いはないと思われる。
複数人数のツアーを組んでくれるようだが、ちなみに筆者は今年に1人で渡航し、4泊5日(前日は北京泊なので、平壌では3泊4日)で総額40万円程度の旅であった。日数からするとかなり割高だが、ベールの向こう側に潜入する貴重な経験と考えると決して高い費用ではないと言える。
北京からは、北朝鮮のナショナルエアライン「高麗航空」で飛ぶ。航空機は100人程度の乗客が乗ることができるサイズで、非常に古い。機体の随所にロシア語と見られる文字が書かれており、どうやらアエロフロートの中古航空機を使っているのだろう。さすが、喜び組で知られる北朝鮮、添乗員は美人揃いであった。この点だけは日本の航空会社以上かもしれない。そしてなんと、機内食も出た。
飛行機は無事到着することができたが、驚いたのは、無事着陸した際に客席のほぼ全員が大きな拍手をしたことだ。それ、ほめることなのか…?
空港を出ると、ガイドと合流。旅行者1グループ(筆者の場合は1人)に対して、ガイド2人と専用車の運転手1人の計3人で対応するらしい。なんという厳戒態勢。空港からホテルへは北朝鮮国産車「平和自動車」に乗って40分程度だ。
車内ではガイド2人といろいろ話した。平壌の大学で学んだという2人は、日本語がとても上手だ。2013年は、約150人の日本人が北朝鮮に渡航したらしい。その人数は、3年ほど前から激減しているが、中には北朝鮮の魅力にはまってしまい、毎年のように渡航する人もいるとか。また2人は「もっと多くの日本人に北朝鮮に来てほしい。私たちも一度は日本をこの目で見てみたい。そのためにも国交が正常化することを望んでいる」と語っていた。
平壌市内のレストランで夕食は、とてもおいしく、また過剰なほど量が多い。日本のメディアで報道されているような「食料不足」のイメージは一切なかった。ビールや焼酎を楽しむこともできる。
ホテルにチェックイン。部屋には小さな液晶テレビがあった。これも北朝鮮の国産。朝鮮中央テレビ以外になんとNHKやCNNも観ることができるのだ。大丈夫なのだろうか。
<転載終わり>
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日本から韓国へ行く人は、昨年は約275万人だったそうですが、北朝鮮へは150人しか行かなかったそうです。国交がないので、行きにくいということもあると思いますが、何より誰もが北朝鮮は超独裁のとんでもない国だと思っているので、関心がまったく無いということだと思います。
私も北朝鮮のことなど考えたこともありませんでしたが、北朝鮮は旧日本軍が作った第二の日本であるということを聞き、一度この目で見てみたいと思い、今年の春ころにネットで検索したところ、この記事にあるように、北朝鮮ツアーというものがいくつかありました。ツアーがあること自体に驚きました。毎週月曜と金曜に日本を出発するコースがあります。成田から北京へはANAかJALで行き、北京から平譲までは高麗航空で行きます。4泊5日で22万円くらいですので、欧州へ行くくらいの価格です。まとまった休みが取れるようになったら、一度行ってみたい国の一つです。イスラエルも行ってみると、なかなか面白い国だったので、北朝鮮にもかなり期待できると思います。自分の目で見てみないと本当のことは分らないですから。