ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

真面目にサクラの植樹に物申~ぅす!

2014-03-22 | 雑念
桜の植樹

何とも思ってなかった桜の植樹の話。
でもある昆虫研究家の話を聴いてから考えるようになった。

「すぐ桜(ソメイヨシノ)を植樹するけど、クヌギなんかの虫が住みやすい樹を植えて欲しい」

何気無くつぶやいたその言葉は、
少しずつ僕に染み込んでくる。

確かにどこに行ってもさくらさくらさくら
入学や新学年の時期に綺麗に咲き誇るから、学校などには「これ見よがし」に植えられている。

でもその植樹

ストップ!

子どもが集まる学校だからこそ、
昆虫が集まりやすい樹木を多様に植樹すべきなのでは?

日本だからサクラ
入学だからサクラ
卒業だからサクラ
綺麗だからサクラ

それでいいのだろうか?
考えてない人の浅はかな論理なのでは?

子どもたちが学校の校庭でカブトムシを捕まえることができたら?
いろんな種類の昆虫を観察し始めたら?

木々の種類によって集まる昆虫や生物の種類が違うことに気づいたら?

サクラは今まで生えているものでいい。他のいろんな種類の樹木を中庭に植えよう!ってなるんじゃね?

学校だけじゃなく、
地域にはどこもかしこもサクラだ。

挙句、ニュースでアウトドアツアー会社代表がフィールドに桜の植樹をして取材を受けている。

野外を仕事場にする人間までも、考えずに人が集まればいい、という短絡的な論理で桜を選んでいる事に「?」となる。

別に専門家のように自然に詳しくあれ!とは言わない。

ただ普通に「考えるチカラ」ってすぐ近くにある事柄に対して使うべきだよね。

折角、「植樹」という慈善事業的な作業してるんだから長く深く愛される場所を作る作業にして欲しいものだ。

僕も、花見は素敵な日本の春の風物詩だと思うけど、いろんな虫が集まる樹木の森はもっと魅力的だなぁ。杉の木は嫌いだ。