今回届いた『石巻からの挑戦状』、とにかく種類が多い。3種類(サバ、アジ、カワハギ)までは調理の目途が立った。アンコウとスケトウダラは、鍋物を中心に、カレイ3種は、煮るなり焼くなりで何とかなるだろう。残るはイシモチとノロゲンゲ(?)。
まずは、イシモチからですかね。
ただね、1匹だけなんですよ。『煮る』と『焼く』料理には足りない。そして、申し訳ないんだけど、今のマタギの技術では、美味しい刺身に出来る自信がない。どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪白身魚のテリーヌ≫
そもそも、高級かまぼこの原料として珍重されているお魚だ。少々手間がかかりそうだが、その分、面白そうでもある。この際、やっちゃいましょう!
下ごしらえの部
・イシモチを三枚におろして、皮と骨を外す
これで150gぐらいでした
・適当な大きさにぶつ切りにして下味を付ける
※オリーブオイルと顆粒コンソメ各小さじ1と塩コショウを和えて
※これを和えて暫く待ちます
・ニンジン1/3本とタマネギ1/4個をみじん切りに
・スイートコーン適量を加えて
こんな感じ
調理の部
・この野菜類は、バター10g程でとろ火炒め
※目標は、ニンジンとタマネギに透明感が出ること(そんなに頑張らない)
・イシモチの切り身はFPで撹拌
・卵1個と生クリーム50mlを加えました
・冷めた野菜炒めと合流
・バットにクッキングシートを敷いて、その上に広げました
・180℃のオーブンで20分ほど焼くと
既にうまそうです
・これを巻きすでまとめてみました
こんな感じ
※当初は、平らなまま切り分けるつもりだったんですけど、厚みが欲しくてこんなふうにしてしまいました。
・これを、食べやすい大きさに切り分けて完成
こんな皿が二つ出来ました
でもさ、なんだか『伊達巻き』みたい。食べてみると十分に美味しいフランス料理のオードブルなんですけどね・・・。
盛り付けるとこんな感じです
赤と黄色と白い野菜が入ると綺麗になるかなと考えたんだけど、それ程でもないみたい。マタギが作ると、どうも洗練されないというか、ドンくさくなってしまう。
ただね、栄養的にも味的にも優良なこと間違いありません。何よりも、我がイシモチ料理の歴史の中で、トップクラスの美味しさと言ってよいでしょう。
ということで、めでたしめでたしとします。喜んで戴きましょう!
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