家族がみんな出かけているとき、冷蔵庫を開けてみたら、珍しいことにアンコウの切り身があった。
ほう、この寒中にはナイスな選択ですね。と思って周辺を見ると、大根の煮物も準備されつつある。
んん?
ということは、煮物と鍋物の組み合わせですか。
う~ん。どっちか一つずつを2日に分けた方がよくね?
と、余計な口出しをしたくなってくる。
帰ってきた妻に聞くと、やっぱりそのつもりだったと言う。
そこで、2日に分けることを提案。
「大根の煮物を作ってもらって、そこにメインディッシュ一つ。そっちは俺作るから。」
ということで話がまとまった。
で、何を作るかなんだけど、冷蔵庫にひき肉があるのを見つけていたので、活用させてもらうことにする。
実は、試してみたいレシピがあったので半分心は決まっていた。それは、メンチカツです。
早速、材料の準備を始めると、ヤバい!
パン粉がないじゃないか。
そう言えば、先日鮭フライを作ったときになくなりかけたのに、買うのを忘れていた。
急遽、予定変更。
ハンバーグという手があるんだけど、つい先日食べたばかりなので、本日はパス。
冷蔵庫をもう一度見ると、ありましたよ。
カチンコチンに凍ったあなたは誰?
実は、先日焼売を作ったときに余った生地なんです。
これを解凍して、餃子にしましょう!
気持ちを切り替えて材料の準備を始めると、ヤバい!
ニラがない。
また路線変更はしたくないぞ。
少々迷ったけど、ニラがなくたって十分に美味しいはずと決めて、続行することにしました(根拠無し)。
凍った生地が調理できる硬さまで柔らかくなるのに30分はかかるだろうから、その間に餡を準備しましょう。
・ひき肉200gにすりおろしニンニクとショウガ適量に、酒大さじ2、ごま油大さじ1、醤油と鶏がらスープの素各小さじ1、砂糖2gに塩コショウ少々
・全部入れてゴムベラで捏ねると
・いい感じに粘りが出てきます
ここに、
・キャベツ110gとネギ1/2本をみじん切りにして加え、また捏ねます
餡がまとまりました
さあ、生地を伸ばします。
・まな板に強力粉の打ち粉を敷いて、ある程度まで伸ばしたらパスタマシンの出番です
徐々に伸ばしていくと
ヤバい!
絶対的に量が少なすぎることに気付きました。
仕方がないので。パスタマシンでできる一番の薄さまで広げると、かろうじて21枚できました。
しかも、大きさは不揃いで、ジャンボ餃子からチビ餃子まで様々。
ま、何とかなるでしょう(根拠無し)。
ここで分かったんですけど、手打ちの生地は、市販のものよりもしなやかで粘着性が強いということ。
だから、餡を包むときの糊付けが全く不要でした。
大きさはバラバラでも、出来ましたよお!
・フライパンに油を敷いたら餃子を並べて着火
・ジュージューいい始めたらお湯1/2カップを入れて蓋
・中火で熱し続けて、隙間から出る湯気の勢いが弱くなるまで数分我慢
・蓋を外して水分を飛ばすように加熱してから皿を被せて、フライパンごと裏返し
出来たぜ!
考えてみたら、皮づくりから最後まで餃子を作ったのは初めてですね。
そして、本日の夕食です
食べてみてビックリ、というかヤバいっス!!
餡の方は、達人『栄養士のレシピ』さんのものをベースにしているから美味しくて当たり前(ニラがなくても十分旨かった)。
ただ、生地が、初めての食感。何と言えばいいんだろう。上面は焼売の皮の繊細さを保ちつつ、焼いた面はパリパリ餃子の食感。多分、極限まで薄く伸ばしたせいじゃないかな。
こりゃあ旨いわい!
確かに市販の皮を使うよりも手間はかかるけど、このぐらいだったら大丈夫。
これは、また、そのうち作ることにしましょう。
本日も、冷蔵庫に残っていた食材たちに感謝ですね。
ごちそうさまでした!
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、生地の柔らかさと弾力が市販の物とは違うと感じました。
実は、この次の日、妻が買ってきた市販の生地で残った餡を包んでみたんですけど、やっぱり相当硬かったです。
面倒かもしれないけれど、時間があれば、自分で生地を作った方が美味しく戴けそうな気がします。
手作りの餃子皮、私も作ったことあります。
パスタマシンなんて持っていないので、手作業で伸ばしましたが。
生地に弾力がありあまり薄くはできませんが、よく延び包み安かったですね。