山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ノドグロで練習会

2023年12月27日 | 日記とレシピ

 今回の『石巻からの挑戦状』、昨日の生海苔みたいに、人生史上初体験の素材もあれば、「定番料理で決まり」みたいな素材もある。

 定番料理と言ったらノドグロ。

 この魚は、何と言っても煮付けが旨い!

 二日目の料理は、ノドグロの煮つけ

 これには、みなさん異論がなさそう。

 ただね、いざ魚を目の前にして気が付いたんですよ。

 こういう小型魚の煮つけって、随分長いことやっていません。

 これは、叔父様叔母様が送ってくれた練習材料ではないかという気がしてきました。

 うん、そうだ。

 この際、小型魚の捌き方を丁寧に再確認させてもらおうではありませんか。

 それでは行ってみます。

 下ごしらえ・調理の部

       ありがたいことに7匹もいます

 まずは、ウロコ引きから。

 ・貝殻を立てて、尾から頭に向かってウロコを剥がしていきます

 軽く洗ったら、ワタを外します。

 せっかくのチャンスなので、ツボ抜きでいってみます。

 ワタぬきの方法は、3つほどあります。

 一番シンプルなのは、肛門からのどに向かって腹を割いて鰓とワタを外して丁寧に洗う方法。

 多分、これが一番きちんと内臓や血合いが抜けます。

 ただ、切り口が広いために、煮たり焼いたりすると身が捲れたり崩れたりしやすくなるのが欠点。

 そこで、隠し包丁という技が編み出されました。ここでは、省略します。

 最後が、今回のツボ抜きです。

 身を全く傷めないので、尾頭付きの料理の時には重宝します。

 マタギとしても、久しぶりなので、ちょっとドキドキします。

 ・お魚の口から箸を入れて、鰓を挟んだら胴の方まで差し込みます(左右2本)

 ・この2本の割りばしをしっかり握って、魚体をグルッと1回転させて引っ張ると

 あら不思議、ワタも鰓も抜けてしまいます(ちょっとグロくてゴメン)

 ・血合いが残っているはずなので、水洗いをします

 ・ハイ出来上がり。水を切ります

 ・火の通りと汁の染み込みを助けるために飾り包丁を入れます

 ・今回の煮汁は、だし汁1カップに酒醤油各大さじ3とみりん大さじ2に砂糖小さじ2、ショウガの千切り適量を使いました

 ・鍋にスタンバイしたら着火

 ・沸騰したら、中弱火に落として、煮汁を何度か回しかけました

 ・アルミ箔の落とし蓋をして、蓋が浮き上がらない程度の火加減で10分煮込みます

 ・崩れやすくなっているので、最後まで気を抜かずに盛り付けて煮汁を回しかけます

 ※味を染み込ませたいので、完全に冷めるまで待ってから盛り付けました

 やっぱり、ノドグロは旨いわ。

 皆さん、声も出さずに夢中になって食べておりました。

 それにしても、久しぶりの小型魚料理、色々な技を確認させて貰った上に、美味しい仕上がり。

 本当にありがたい挑戦状です。いい練習になりました。

 次は、タラですね。

 腕が鳴るぜ!



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