蘭の花 箱根湿性花園より

2013年7月2日　晴れ
今日も晴れで気持ち良い天気でしたね。暑いのですが、蒸し暑くはありませんから、高原の夏という感じでしょうか。まさか、このまま終わることは無いでしょうから、まだまだ、序の口でしょうか。さて、今日は紹介が遅れていた箱根湿性花園で撮影した蘭を中心にお届けします。湿性花園はバイオの力で高山植物も育てますから、普段見ることが出来ない珍しい高山植物なども観察できます。
キンセイラン(金精蘭)はラン科エビネ属の多年草で、エビネと同じく日本固有の蘭です。花の色と形から命名されたようで、これが絶滅危惧種に指定されています。花言葉は「栄光」「不死」「永遠」で、大山鹿にぴったりの花かもしれませんね。

ナゴラン(名護蘭)は西日本から沖縄に掛けて生育している蘭の仲間です。胡蝶蘭に似ていますが、花の大きさは小ぢんまりと出来ています。樹状の幹や枝、岩肌に根をしっかり固定させて着生しているので、自然のものを見つけたら嘸綺麗でしょうね。花言葉は見た目其の儘の「美人」「優雅な女性」です。世の女性諸君、名護蘭の様にあれですわ。（特に、そこのツレさん、頼みますよ）産地の一つでもある沖縄の名護に由来して「名護蘭」と命名された様です。

イワタバコ（岩煙草）はイワタバコ科の多年草で、湿った岩壁に着生します。葉がタバコのものに似ているので命名された様です。花言葉は「涼しげ」で、鎌倉の寺院でこの紫陽花の時期に見られますよ。

ミヤマアケボノソウ(深山曙草)はリンドウ科の多年草で白馬岳や後立山連峰などに生息する高山植物です。花はシックな暗紫色で、花言葉は「 風情」「 悲しみの花嫁」ですから、平地の野草とは一味違いますね。