HT というバイク

2012-09-19 05:15:21 | Bicycle
おいらの MTB は GaryFisher PIRANHA …のフレームに好みのパーツを集めたもの。
純正の PIRANHA のパーツは、フレームとサドルのみ(笑)。
基本的には HT XC racing というスタイルだ。

先日、長岡のロング・ダウンヒルにお邪魔した時、お豆さんの CENTURION は FS の DH 系 AM バイク…って感じだった。
ゆうた&りっきーは SPECIALIZED HOTROCK & LOUIS GARNEAU LGS24 …ともに HT キッズバイク。

ご一緒させてもらったトレイル上では、お豆さんが先頭を引いて『ガイド』と『クモの巣退治』、小学生を 2 人挟んでおいらが殿。
結果的に先行する 3 人の走りを見る機会が与えられた感じ。

そこで感じたのは HT と FS の挙動の違い。
ごめんなさい、小学生が…という話ではないのだが、後ろから見ていて『(MTB に)乗りきれていないなー。』と…。

キッズバイクと言うのはスタイルこそ HT だが、軽量すぎる乗り手の問題もあってフロントサスは…残念ながら殆ど動かない。
フルリジットとあまり変わらない…ということだ。

サスペンションが無いバイクをトレイル上でどのように走らすのか…と言うと、腕と膝をサスペンションにして如何にバイクの『軸』に乗るのか…ということになる。
登り・下り・ターン…走るスピードとトラクションのかけ方で、軸の位置は大きく変わる。
故にサドルに『ドッカリ』と座ってバイクを走らせることは…トレイル上ではあまりない。
サスペンションは、この『軸の位置をサドル周りにまとめる』働きがある…ということだ。

フルリジット→ハードテイル→フルサス。
サスペンションが前後に付けば、それだけサスで衝撃が吸収される…。
確かにそうなのだが、それ以上にバイク上で暴れまわる軸の中心を機械的に揃えてくれる役割の方が重要。

さっきの話に戻ると、ゆうた&りっきーはサドルから腰を浮かせる事がまだ怖いのかな?
すぐ足をつけるようにするには、座っていた方が有利だもんね。

でも、トレイル上ではそれが逆に怖さに繋がる。
バイク上の軸の位置と、自分の重心がリンクしない=バイクが安定しない。
下りのダートでコケたときの話、石ハネしてバイクの重心が横にずれたのに自分の重心が反応できなかった…理論上はそう言うこと。



難しい話をしても、理解するのは大変。
先ずは『登りはシッティング、下りはスタンディング』を意識しよう。

おいらもすごく新鮮だった。
ハードテイル…という乗り物の『基本』を再確認できた。

そこを意識した封印峠は、実に有意義なダウンヒルだったと思う。

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